中学校PTA会長の卒業式での来賓祝辞例文
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祝辞
卒業生の皆さん ご卒業おめでとうございます。今日皆さんがこうして立派に卒業式を迎えられたことをPTA会長としても、また、一保護者としても大変うれしく感じております。
そしてまた、来賓の皆様には、日ごろから〇〇中学校の生徒達を温かく見守ってくださると共に、ご多忙の中、本日の生徒達の晴れの舞台にご臨席たまわりまして、誠にありがとうございます。
さて、卒業生の皆さんはこの〇〇中学校で、今日まで、たくさんの事を学び、体を鍛え、そして友情をはぐくんできました。
三年間で大きく成長して、これから新しい世界へ一歩進んでいくわけですが、皆さんのこれからの十年間、これは、皆さんの人生において最も密度の高い、最も大切な期間になると思います。
皆さんはこれからの十年間でやらならければならないことがたくさんあります。
もちろん、勉強も一生懸命やらなくてはいけませんし、スポーツなどで体をきたえることも大事です。
そして、その他に
いろんなことを考え、悩んでください。、
いろんなことに挑戦し、そして失敗してください。
いろいろな人に出会い、いろいろな本を読んで、いろいろな考え方に接してください。
そうした経験の中から見つけてほしいのは、皆さんひとりひとりの心のなかにあるたったひとつの何かです。
言葉ではうまく説明できませんが、時にはそれを「信念」とか、時には「夢」とか「情熱」と呼ばれるもので、皆さんの人生の背骨になるものです。
それはひとりひとり違うもので、いつ見つかるかもわかりませんし、他人から教えられるものではありません。
皆さんのこれからの可能性というのは本当に無限大です。しかし、残念ながら人間が使える時間というのは限られています。
本当にチャレンジできる回数というのは実はそんなに多くはないはずです。
皆さんの持つ「何か」はこれまでの皆さんの十五年間、そして小学校、中学校の生活を通じて、気がつかない間にちゃんと形作られているはずです。次は皆さん自身がそれを見つける番です。
自分の心としっかりと向き合い、決してあきらめないで、いつか必ずその「何か」を見つけてください。
そしてそのそれに向けて人生をかけて精一杯チャレンジしてください。
これを十年後の皆さんへの宿題としたいと思います。
皆さんのこれからのますますの成長を楽しみにしています。
保護者の皆様におかれましてはお子様のご卒業おめでとうございます。
PTA活動においても三年間ご協力いただきましてありがとうございました。
中学校生活を思い返しますと、それぞれのご家庭でもいろいろなことがあったと思いますが、義務教育終了という大きな節目を迎え、喜びもひとしおでなかろうかとご推察いたします。
これからは子ども達も徐々に、自分自身で道を探して行くようになり、親の出番もだんだんと少なくなってくるとは思いますが、本当に親から巣立っていくその時まで、温かく見守っていただきただきますと共に、〇〇中学校の生徒たちにも、これからは地域の視点からご指導いただける事をお願い申し上げます。
最後になりますが、校長先生をはじめ先生方には子ども達が本当にお世話になりありがとうございました。
思春期にさしかかり、とても不安定な時期の子ども達を、先生として、時には友人のようにして、叱咤激励し、道に迷わぬようにお支えいただいた先生方のご努力に感謝と尊敬の念をささげ私の祝辞とさせていただきます。
本日はご卒業おめでとうございました。
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