カイの命日にガクが語る

今日はカイ先輩の命日。

ボクがここに来るずっと前にいたワンちゃんさ。



凄い優しいワンちゃんだったって

パピィ達が言うんだ。

人にやさしいワンちゃんだったらしいよ。

キラが1歳3か月の時に膵炎で亡くなったんだ。

12歳と11か月の時にね、亡くなったんだよ。

後、丁度一カ月で13歳だったのに・・だって。

ボクも会って見たかったな。



カイ先輩は今も仏壇中で眠っているんだよ。



どこかに埋葬しようにも手放せなかったらしい。

そんな訳で仏壇にはお菓子がいっぱい。



膵炎で亡くなるまで水もおやつもごはんも

何もたべられなかったんだよ。

水が飲めなくてつらそうなカイ先輩の顔、

今でも思い出すと辛いつてさ。

だから命日には

いっぱいのおやつとフードと水をあげるんだて。

パピィ、お花買ってきたよ。

マミィ、ご要望のゆりの花。

仏壇華やかになったね。



あのお菓子、ボクにもくれないかな。

ダメ、あれはカイの!!(マミィ)

はぁ～・・期待したのにな。



後でね。(マミィ)

うん、ボク待ってる。

残念だっね、パピィ

釣り、残念だったね、パピィ。



今日はおにぃが休みだし、

ちぃ兄さんが釣りに行こうかって言ってくれたから

楽しみにしていたのにね。



朝、たいして雨降ってなかったのに・・。

釣り行けなかったね。

こんな機会めったにこれからはないから

マミィが一人でもいいから行ってくればって

言ったけどいいってパピィ行かなかったんだよね。

残念だったね。

まっ、そら兄ちゃん達はパピィがいて

嬉しかっただろうけどさ。

ボクはパピィたまには釣りに行ってもいいと思うよ。

たまに好きなことした方がいいよ。

マミィなんか映画行きまくってるじゃん。

次はちゃんといきなよね。

ボクもおいしいお魚食べたいしさ。

じゃ、ボクはとりあえずお昼寝するよ。

いい加減、寝ようよ、マミィ

マミィ、いい加減寝ようよ。日付も変わったよ。(ガク)



だよねー、でもね、ガク。

そこにいたらベッドつくれないよっ。

分かったよ、どけばいいんでしょ。(ガク)



早くベッド作ってよね。(ガク)



分かったよ、つくるからさ、キミ、寝てよ。

あー、これだよ、寝たかったんだよねー。



マミィ、もう日付も変わっているからさ、早く寝なよっ。