キリンホールディングス(HD)が22日発表した2022年の世界のビール消費量は前年比2・9%増の約1億9210万キロリットルとなり、新型コロナウイルス禍前の19年を初めて1%上回った。増加は2年連続で、ジョッキに見立てた東京ドーム約155杯分に相当するという。 国別消費量では、日本は前年比2・5%増の429・4万キロリットルと増えたが、順位は前年8位から10位へと2年連続で落ちた。新型コロナウイルス禍での在宅ワークや宴会減少の影響が長引いているとみられる。 1位は20年連続で中国となり、全体の21・9%を占めた。2位は米国、3位にはブラジルが続いた。 日本や米国、英国、ドイツではコロナ禍前の19年の消費量に届かなかった。同社の担当者は「先進国では健康志向の高まりや、クラフトビール人気など『量』から『質』への転換が進みつつある」と指摘する。 また、ウクライナは前年比25・7%減となり、前年18位から27位へと大幅に順位を落とした。5位のロシアの消費量も前年比4・9%減で、ウクライナ侵攻が影響したとみられる。7位のベトナムと13位のインドは前年比20%超の伸びとなり、強い経済成長が消費の拡大を後押しした。 国民1人あたりの消費量では、チェコが30年連続1位で、大瓶297・7本分を消費。56位の日本は1人あたり34・2リットル(大瓶54本分)で、チェコは日本の5倍以上を消費していた。2位はオーストリア、3位はポーランドでトップ3は欧州勢が占めた。 調査は世界170の主要国・地域を対象に各国のビール協会へのアンケートなどで実施した。(毎日新聞) |
これはビールの税制も絡んでくるのでは・・・
第三のビールとかもビールより安いので、ビール買いたいけどこちらを選ぶとか・・・