米ウォルト・ディズニーの人気キャラクター「ミッキーマウス」の初代版の著作権の保護期間が、米国で2023年末に切れた。米国では誰でも原則自由に二次創作ができるようになり、映画や動画、ゲームなどの分野で利用する動きが広がる可能性がある。 ミッキーのデビュー作として知られる短編アニメ映画「蒸気船ウィリー」は1928年に公開されており、米国の著作権法で規定された保護期間の95年間を過ぎた。欧米メディアによると、今月、初代版をモチーフとしたホラー映画の制作が早速発表された。 こうした動きは今後、活発化する可能性があるが、米国の著作権に詳しい関係者は「ディズニーの経営への影響は限定的」と指摘する。 今回著作権が切れたのは初代版で、現代版など、その後に登場したミッキーとはデザインが異なる。初代版以外は引き続き著作権が保護される。また、「ミッキーマウス」の名称は商標権として保護され、自由に使用することはできないとみられている。 一方、日本での初代版の著作権は複雑で、米国とは状況が異なるという。著作権に詳しい福井健策弁護士は「裁判所が明確な判断を下すまで、日本での初代版の著作権の保護期間ははっきりしない状況だ」と指摘している。(読売新聞) |
米国では著作権の保護は95年なんですね。
なぜ100年はないの?