トヨタ自動車は16日、中国・天津市の「浜海新区」で起きた爆発事故を受け、同市内の工場での生産を17日から3日間見合わせることを決めた。現地の当局が、有毒な危険化学物質への懸念から、工場がある事故現場周辺への立ち入りを規制しているため。20日以降については未定で、今後の動向を踏まえて改めて決める。 トヨタと現地の自動車メーカーによる同市内の合弁工場は二つあり、うち一つは事故現場から約2キロしか離れていない。夏季休業明けの17日から生産を再開する予定だったが、ひとまず19日まで見合わせる。もう一つの工場は約70キロ離れているが、現場に近い工場からの部品が届かず、操業ができなくなるという。 3日間の停止で、生産への影響は約5千台にのぼる見通し。今回の爆発をめぐっては、現場に近い工場などのガラスが爆風で割れたほか、近くの寮などに住む従業員50人以上が負傷。陸揚げされて、内陸への出荷を待っていた新車が爆風に巻き込まれたこともすでに明らかになっている。(朝日新聞) |
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