セブン&アイ・ホールディングスが、低価格のPB「セブン・ザ・プライス」のアイテム数を増やしている。2022年9月から、イトーヨーカドー121店舗、ヨーク101店舗、セブン‐イレブンの一部店舗で取り扱いを開始。23年2月末時点で約80アイテムを取りそろえており、23年度は最大約2倍まで拡大する予定だ。 セブン・ザ・プライスには「デザインの色を削減してコスト削減」「物流と生産効率を上げて価格に還元」「シンプルな商品作りを追求」という特徴がある。いずれも、低価格を実現するための施策だ。 第1弾商品として「食パン(5枚・6枚・8枚)」(105円)、「極小粒納豆(40g×3)」(51円)、「刻みたくあん(120g)」(170円)などを用意。納豆は、タレとからしを抜いており、シンプルな商品に仕上げている(注:第1弾発売時の価格と現在の価格が異なる商品もある)。 現在のラインアップを公式Webサイトで見ると、食品だけでなく、保存用ポリ袋、フローリングドライシート、スリッパ、フライパンなどもあるのが確認できる。 ●消費の二極化に対応 セブン・ザ・プライスの商品は、コンビニのセブンでも取り扱い数が増えている。例えば「食パン」は、セブンの約60店舗で販売していたが、好評だったため現在では沖縄を除く全国に拡大している。 セブン&アイの広報担当者は「さまざまな商品の値上げが続く中で、日常生活ニーズが強い商品を『お求めやすい』と感じていただける価格と品質でお届けし、お客さまのニーズに対応するとともに、より品質にこだわった高価格帯の『セブンプレミアム ゴールド』の展開により『消費の二極化』に対応していく」としている。 消費の二極化に対応する動きは他のチェーンでも見られる。ローソンは23年9月12日からおにぎりとチルド弁当における定番6品の価格を4〜20%値下げしている。例えば、「金しゃりおにぎり 焼さけハラミ」を279円から246円に、「麻辣香る麻婆丼」を497円から397円にそれぞれ値下げした。同社は「それぞれの商品に応じた適正価格で消費の二極化に対応する」としている。 消費の二極化というトレンドに対応したセブン・ザ・プライスはどこまで支持を得られるか。(ITmedia ビジネスオンライン) |
なにかと話題になるセブン&アイ。
むかしイトーヨーカドーの偉い人が、流通は変化していかなくてはダメと言ったとか言わないとか・・・
良い方向に変化してもらいたいものです。