「関西の視聴率男」と呼ばれた歌手でタレントのやしきたかじん(本名・家鋪隆仁=やしき・たかじん)さんが3日に死去していたことが分かった。64歳だった。葬儀は近親者で営んだ。しのぶ会などの開催については今のところ未定という。 大阪市生まれ。1970年代から弾き語りや作曲などを開始。「やっぱ好きやねん」(86年)、「なめとんか」(90年)など、高く澄んだ歌声による大阪色の濃いバラードでヒットを飛ばした。 一方で、地のだみ声で繰り出す歯に衣(きぬ)着せぬトークも人気に。深夜テレビ番組「たかじんnoばぁ~」(読売テレビ、92~96年)が高視聴率を記録し、数々のトークバラエティー番組に出演した。芸能界や政財界の話題が書かれたボードを棒でたたきながら、批判したり、ちゃかしたりするスタイルがお茶の間の支持を集めた。司会を務めていた「たかじんのそこまで言って委員会」(同、2003年~)に出演して顔を売った弁護士の橋下徹氏(現・大阪市長)が、08年の大阪府知事選に出馬する際に後押ししたことでも知られる。 12年1月末、初期の食道がんの治療のため休養すると発表。その時点で、「そこまで言って委員会」、「たかじん胸いっぱい」(関西テレビ、94年~)と「たかじんNOマネー」(テレビ大阪、11年~)の計3本のレギュラー番組に出演していた。いずれの番組も看板を下ろさずに継続。たかじんさんは13年3月に1度は復帰したが、同年5月に再び体調不良に陥り、番組の収録を休んでいた。その後も復帰を目指して闘病を続けてきたが、願いはかなわなかった。 たかじんさんの死去を受け、テレビ大阪は「心より哀悼の意をささげます」とのコメントを発表。「番組タイトルには引き続き『たかじん』さんの看板を使わせていただきたいと考えております」とした。関西テレビ、読売テレビも当面、番組名を変更せず、放送を続ける予定。(毎日新聞) |
関東の我々には正直あまり詳しく存じ上げてはいません。
でもこの反響をみると、凄い人だった事がわかります。
ご冥福をお祈りします。