[東京 9日 ロイター] - 日本マクドナルドホールディングス<2702.T>は9日、2017年12月期の連結営業利益が前年比29.9%増の90億円になるとの見通しを発表した。今期は、ビジネスの「回復」から「強化」の段階に移行させるとしている。 既存店売上高は前年比5.0%増と2期連続のプラスを見込んでいる。すでに発表された1月は12.3%増だった。 前期末の店舗数は2911。今期は10―15店舗の新規出店、20―30店舗の閉店、350―400店舗の改装を計画している。今期は店舗数を減らさない方向で計画。サラ・カサノバ社長は会見で「既存店の売上げや収益率を向上させる」と述べ、既存店の成長ポテンシャルを強調した。 米マクドナルドが保有する日本マクドナルドHD株式の一部を売却するプロセスについては「現時点では何もアップデートはない」と述べるにとどめた。 また、トランプ米大統領の就任によるビジネスへの影響については「コメントするにはまだ日が浅い、時期尚早」とした。 <16年12月期は3期ぶりに最終黒字> 16年12月期の連結売上高は前年比19.6%増の2266億円、営業損益は69億円の黒字(前期は234億円の赤字)、最終損益は53億円の黒字(同349億円の赤字)となった。最終損益の黒字は3期ぶり。改装効果や限定メニューの投入、話題となるキャンペーンなどで、既存店売上高が好調に推移した。 既存店売上高は1年を通じて全ての月でプラスを続け、同20%増と予想を超える伸長。客数・客単価ともに伸びた。 |
さて、この先はどうなるか??