「 やっぱり、今回もダメだったよ 」
首都圏近郊にお住まいのヲタクな人々 (同人関係マニア)にとっての、ある意味 最高の行楽 ―― っていうより、悦楽? (主に精神的な意味で。)
スパコミが、3、4日と開催され、インテも今日―― ああ、もう日が変わる―― 8日、開催されました。
荒ぶる人々は、ショタケットにも直参されたようですが、若いっていいデスね。
私も行こうと思ってましたが ―― まぁ、行ける可能性は限りなくゼロに近かったんですが、
―― やっぱり行けませんでした。
あぁ、サンクリに行って、そのまま出勤していた頃が懐かしい…。 ハイテンションで入店したりしてね!
まぁ、イベントだけでしか同人誌が入手できないわけでもない。
自家通販されておいでのところもあるし、ショップ通販もある。
―― ショップ通販は、功罪相殺ってカンジですが。 辺境の、移動時間もままならないタミにとっては、事の善し悪しを問うてもいられません。
あ、さて。
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「行けないだろうなぁ」 ということは、承知していたので、リアル生活ではどうしようもない、この腐なる腐ラストレーションを ―― 不思議なことに友人と遊んだり、一般書籍や音楽などでは…けして癒せない! なぜかは自分でも分かりません。 ―― その腐ラストレーションを抑えるために、 スパコミ以前に、ショップ「とらのあな」で同人誌をオーダーしていました。
毒を抑えるには、毒しかないってハナシ。
ブツはナニかといいますと、
『 47cm 』
主催:ブリスタ 2010年12月末刊行 B5 130P
総勢18名からなる気鋭の( どの方向になのかは不問 ) クリエイターの方々による、FF13アンソロジー。
カップリングは、スノウ×ホープ!
「「 BLかよ!! 」」
( やおい、あるいは ヤオイ…? )
―― そうお思いの方もおいでかもしれません。 しかし、これはある意味私にとって冒検。
なぜって ―― 私はFF13が嫌いだから。 嫌いというより、ツッコミどころが多すぎて、蜂・9・Ⅹ・12のようにハマれなかった。
FF14の暴走っぷりとも 違う、その斜め上を行く 飛び方が、ねぇ… 例えば、ヲルバ郷の ダイスリー女装タイムは、いったい何だったのか… 黒歴史か。
多分、リアル10代なら ハマれたんでしょうけれど、アラサーになると どうしてもスパイシー目線で捉えてしまう。
美味しいものばかり食べすぎましたので、仕方が無いかな…。
「 創りこもうとして失敗した箇所 」 が鼻につく。
ゲーム機本体を 極限まで酷使する映像クオリティを追求したわりに、寝ぼけていたとしか思えないくらいに練り上げられていないシナリオクオリティ。
キャラの使い捨ても激しかったし、特にシド―― 歴代ワーストワンなんじゃないのか ―― 制作サイドの自己チェックは機能不全に陥っていたとしか―― それは、正直エルシャダイも同じのようですが。
結局、友人宅で 視観プレイしかしなかった ―― また、よくも悪くもEDで、いちおうハッピーEDだったので、スノウとセラのアレですね、萌えようもなかった。 どう萌えるんだって ハナシです…。
―― なのに、スノウ×ホープで、アンソロが出てるっていうじゃないですか。 それも、R-18スレスレで。
本編で、あれだけ「セラセラ~」 言ってて、ダイスリー女装に気がつかないくらいに、セラに(ある意味) 飢えていた スノウ。
彼を、パーティーメンバーのホープと、「どう絡める」というのか。
甘く腐ったアップルを口にしてしまった、エデンの園の住人の、本気を読んでみたくなっちゃいました。
口の悪い友人は、FF13を『クソゲー』 と罵る。
ダイスリーのコスチュームは、『ヴァティカンにケンカ売った』 と揶揄される。
本編で満足出来なかった、この飢えを、アンソロで満足させていただこうじゃないかっ!!
***
読了して; ……
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正直、アンソロの題材としては重かったと思います。 本編のカップル宣言もありますし。
6~8ページしかない中で、スノウとホープを絡ませるというのは( 性的であれ、ノーマルであれ )、厳しい。
性的表現に走るか、最初からセラの存在を抹消させるか。
前者では、生臭すぎるし、後者では、捏造しすぎ。
妥当なところで、コメディ路線か。
…というところで、収録されているモノのなかで、
『男同士』(琢磨さん) と『(タイトルなし)』(美月さん)
この2本に、楽しませていただきました。
『男同士』;
旅をしているパーティ一行。
ホープが、もじもじして、「あのっ…休憩してもいいですか…?」
ナニかを察したライトニングが、「そうだな。いったん足を止めよう」
そこで、KYなスノウが、「あっ ホープ! ショ○ベンだろ?! 俺も行くわ!」
そして、男二人がいっしょにアレをしまして、男同士の話で、大きいだの、かぶってるだの、さきっちょだの、ずるんだの、「なんか大きく…」 だの、アレキサンダーにふっとばされたりと、まずまずのコメディ。
『(タイトルなし)』;
「スノウは凄い馬鹿だ」 のホープによるモノローグから入って、スノウとホープの遣り取りが始まる。
「俺 鈍感で不器用だからさ」 と言うスノウ。
「ホープのそういうとこ、大好きだよ」とも ( しかし、恋愛感情は、多分なし )。
セラの存在については触れないまま、
「ねえスノウ? ほんとに僕の気持ちがわかるわけ」 『大好きだよ』 「知ってる?スノウ ぼくはその何倍もね…」
「…気付かなくていいよ、 おおばかスノウ」 (スウッと、一筋の涙を流すホープ)
本編を踏まえると、ホープは、スノウはセラのことを愛しているのだからと、スノウへの恋慕を胸に秘めている…ように解釈できる。
下手に、性的表現を入れていない分… 胸きゅんです。
というか、21歳×14歳か… ショタはショタなんですが、あんまり脂ぎっていない分、読後感は爽やかです。
ホープが、猫化するという にくきう~ネタもあって、それなりに萌えを踏まえているのですが、なにせ 本編での「スノウ×セラ熱愛宣言」 を目の当たりにした身には、いまひとつ 描き切っていないな~とモタイナーイ。
奥付漫画の、
・スノウ「おれのおっぱいを吸え!」 ホープ「…掻き切るよ」ネタ。
・ヴァニラとファングが、ホープにぶっといペットボトルを押し付けたら、
ホープ「あ…あ…大きい
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それを見ながらの ライトとスノウのコメントネタ。
…これらも、なかなかに面白かった。
満たされはしなかったけど、7割は行きました!
しかし、扉絵の スノチュウ は、ちょっとイエローカードかもしれない!!