♪おはつ・かふぇ♪

ゆっく~り&まった~り&のんび~り 陽だまりの縁側にて、
お茶する感じで…

岩波文庫『柿の種/寺田 寅彦 著』を読みました

2014年06月27日 | 本、読んだよ!

何かで読んだ本の中に、この本のことが載ってて、

 

面白そうだな~と手帳にメモしておいたの

 

で、稲沢の図書館にてPCで検索してたら、あったァ~

 

さっそく、“B914.6 テラ”とメモに書いて探すけど、

 

ワカンナイ

 

図書館の方に教えてもらって、ようやくたどり着きました

 

 

最初に、こんな文章が載ってます

 

「棄てた一粒の柿の種 

 生えるも生えぬも 

 甘いも渋いも 

 畑の土のよしあし」

 

自分で書き散らした文は、読者の感性のよしあしで、

 

想像力で自在に膨らむ話となるかもしれないし、

 

甘い実にも渋い実にもなるかもしれない…

 

と、こう言ってるのですね

 

 

この方、夏目漱石さんとも親交があったそうで、

 

(『吾輩は猫である』の水島寒月や『三四郎』の野々宮宗八のモデルらしい

 

所々で夏目氏とのエピソードや、

 

日常生活と俳句とを結びつけるようなことを書いてました

 

「日常生活の世界と詩歌の世界の境界は、ただ一枚のガラス板で仕切られて…

 

二つの世界の間の通路としては、ただ小さな狭い穴が一つ明いているだけ…」

 

アタリマエに見えていることが、実は奇跡の積み重ねだったりする

 

それに気が付いたとき、ガラス板が少しは磨かれているのかもネ

 

 

「宇宙の秘密を知りたくなった…土くれをつかんでいた…」

 

 私たちも宇宙のカケラだものねェ

 

 

「詩人をいじめると詩が生まれるように、科学者をいじめると

 

いろいろな発明や発見が生まれる。」

 

反骨精神で、復活してほしいデス

 

 

「睡蓮の花は…朝開いて午後に睡るということ…始めて知った。

 

睡蓮という名の所由がやっとわかった…」

 

身近なことを題材にして、子供のように“ナゼ、どうして?”を忘れない…

 

好奇心、いつも持ち続けていたいデス

 

 

「人間の行路にも“ガラス戸”のようなものがある。

 

失敗する人はみんな眼の前の“ガラス”を見そこなって…」

 

 おはつ の周りは、ガラス戸だらけなのかしらん

 

 

ところで、“柿の種”ってお菓子ありますね

 

6袋入りの袋の裏に“けなげ組”というのが載ってて、面白いよん 

 

https://www.e-kakinotane.com/kawaridane/kakitane/kenage/

 

“会員番号100”は、まだ見たことないデス



最新の画像もっと見る

コメントを投稿