~先天性心疾患(単心室症,無脾症etc.)×凸凹発達障害~らんまりのラクガキ。。。

minority界隈でぶっ放す勿怪の幸い
旺ちゃんの笑顔は闇夜の提灯σ
無明長夜の浮き世を照らせ✽

全ては笑顔のために。

2012-12-27 | 旺ちゃん(^з^)-☆

サンタさんがママンにiPadをプレゼントしてくれたので

ブログ再開(^з^)-☆

 

妊娠中福岡の病院に入院中に出逢った絵本。

私の心を救ってくれた絵本。

 

UPさせていただきます。

『 

《生んでくれて、ありがとう》

 葉 祥明

だいすきなママへ……。

ボクはこのことをどう、つたえたらいいのか、

ずっとかんがえてきた。

これからボクは、ママのこころに

とてもたいせつなことを

かたりかけるよ。

ボクをうんでくれたママに

ボクのこと、もっとしってほしいから……。

 

ママ、ボクがうまれたとき、

ボクのカラダのことをしって

おどろいたでしょう?

ごめんね。ボクがみんなと

すこしちがっているんで、

しんぱいしたんだね。

 

でも、ボク、ちいさいけれど、

ほら、こんなにやわらかくて、あったかい。

そして、いっしょうけんめいに

いきようとしている!

 

ボクのカラダは、

けっしてまちがいや、ぐうぜんで

こうなったんじゃないんだ。

もちろん、なにかのつぐないなんかでもない。

ボクがほかのことちがうのには

ふかいわけがあるんだ。

 

なんだかボク、おかしなことをいっているみたいに

おもいかもしれないけど

このカラダこそそのものが、ボクのすべてではなく、

そのおくにいて、カラダをいかし、うごかしているのが、

ほんとうのボクなんだ!

 

ボクは、しっていた。

ママのおなかのなかで、このカラダが

できるまえから……。

ボクが、どんなふうにうまれるかを。

それだけじゃなく、これからさき、

ボクが、どんなせいかつをし、

どんなじんせいをおくることになるのかも

ぜんぶわかっていたんだよ。

 

すべてをわかったうえで、

ボクはママをママにえらんだ。

なぜって、こんどのじんせいで

ボクがチャレンジしようとしていることに

もっともふさわしいカラダのボクをうけいれる

おおきな、おおきなあいが、ママにはあったからだよ。

ママもこころのどこかで、そうかんじていなかった?

 

そう、これはボクにとって、

たいせつなチャレンジなんだ!

このせかいで、ハンディキャップをもって

いきることが、どんなものであるかを

けいけんするための……。

このカラダで、ボクはじぶんが

どこまでがんばれるのかを

ためすつもりさ。

 

うまくいえないけど、

このカラダは、ボクじしんが

のぞんだものなんだよ。だからママは、

もうじぶんをせめたりしないでね。

むしろボクは、ありがとうって、いいたい!

こころから、ありがとうって……。

 

ボクにとってたいせつなのは、

じんせいのそのときそのときを

いかにいきるかなんだ。

ふつうのじんせいをおくり、

あたりまえのせいかつをするには、

ひといちばいのどりょくがひつようだけど……。

でも、これはボクにとって、

とてもやりがいのあることなんだ。

 

たしかにボクはいろんなこと、

ほかのこたちとおなじようには

できないかもしれない。

でも、よおくみて!

ボクはまいにち、すこしずつ、すこしずつ

せいちょうしているよ!ママはわかるでしょ。

あたりまえのことでも、ボクがこのカラダで

はじめてやれたときのよろこびは

なにものにもかえがたいものだよね!

 

ボクがせいいっぱい、いきることで、

みんなにつたえられることがいっぱい

あるとおもうんだ。

いきること、あいすること、

いのちのすばらしさ、ふしぎさ……。

それを、ママやパパや、きょうだいたち、

まわりのひとたちにかんじてもらえたら、

ボクはとてもうれしい!

 

それから、みんなのたすけがひつような

ボクのようなにんげんが、このせかいには

たくさんいるんだということを

おおくのひとにしってもらうことも

こんどのボクのじんせいの

たいせつなもくてきのひとつなんだ。

 

でも、じつをいうと、だれもがなにかの

ハンディキャップをかかえていきている。

あかんぼうも、わかものも、おとなも、おとしよりも、

せいかくだって、かおつきだって、たちばだってさまざま。

かんぜんなひとなんていないんだよ。

そうなんだ、ひとはみんな、

なにかしらのハンディキャップがあるからこそ、

おたがいにきづき、まなべることが

たくさんあるんだ!

 

ママ、ボクをみて!

これがボク、 ありのままのボク。

だけど、ママ、これからさきのことをかんがえて

おそれないで !あきらめないで!

なにがあってもだいじょうぶ。

このよにおこることには、すべていみがあり、

むいみなことなんか、なにもないんだ。

おおきな、おおきな、みえないちからをしんじて、

あんしんして、このことをうけいれればいいんだよ。

 

つらいときにには、そこからすこし、はなれてごらん。

そうすると、みえなかったものがみえてくるよ。

くるしみのなかにも、よろこびややすらぎがあり、

うつくしさだって、すくいだってあるよ。

しんぱいしないで。

すべては、なるようになっていくからね。

 

もちろん、ボクだって、これからさき、

うなったり、ないたり、おこったり、

はがゆいおもいをするかもしれない。

でも、そんなボクを、こころのふかいところで、

じっと、みまもっているもうひとりのボクがいる。

 

ママもそうだよ。なやんだり、

かなしいおもいをしたりしているママを

ふかいところではげましたり、なぐさめたり、

やさしくみまもっているそんざいがいる。

だから、ママは、けっしてひとりぼっちなんかじゃない。

じぶんひとりで、くるしみをぜんぶ

ひきうけなくてもいいんだよ。

 

ボクはママをしんじている。

はじめはたいへんだし、つらいだろうけど、

そのうち、ママはボクのためにもつよく、

たくましくなっていき、

もう、どんなことにも、なきごとをいわなくなる。

むしろ、ボクのようなこどもをもったっことで、

ほんとうのあいや、いのちのすばらしさをしり、

おもいやりぶかいひとになるだろうって。

 

ボクにとっても、ママにとっても、

まわりのみんなにとっても、

このいっけん、ふこうにみえることも

じつは、そうぞうもつかないほどの、すばらしく、

かんどうてきなドラマだって、いずれは

おもうはずなんだ!

 

ボクのねがいは、

ママがだれにもひけめをかんじることなく、

むしろほこりをもって、いきてほしいってこと。

きそいあったり、くらべたりするせかいとはちがう、

おだやかで、おもいやりにみちた、やさしいせかい。

それが、ボクもいきるせかいなんだ。

ママも、みんなも、すこしずつ、

そのことがわかってくるはずさ!

 

たいせつなのは、ボクもママも

いま、いきているってこと。

すぎたことをくよくよかんがえたり

さきのしんぱいなんか、しなくてもいいんだよ。

ボクといっしょに、このいちにち、いちにち、

いっしゅん、いっしゅんを

ひたむきにいきようよ!

 

ママ、ほんとに、ボクをうんでくれて、ありがとう!

パパ、ボクをうけいれてくれて、ありがとう!

みんなで、とくべつの、とびきりのじんせいを

あゆんでいこうね!』

 

 

「ハンディキャップ」や、「障害者」という言葉は

昔から好きではありませんが…。

 

母子同室だったので、赤ちゃんが健康なこと、赤ちゃんと一緒にいられること、

赤ちゃんに直接おっぱいをあげられること、

全てが羨ましくて。

旺ちゃんは無事に産まれてこれるだろうか。

産まれたら心臓は動いてくれるだろうかと

不安で怖くて寂しくてどうしようもなくなっていたときに

ふと目にとまったのがこの本でした。

初めて読んだとき涙が止まらず気持ちがスーっと楽になったのを覚えてにます。

旺ちゃんが本当にこんな風に思ってくれていたらいいなって。

不安なママにむけた旺ちゃんからの伝言のような気がして。

今はあのときとはまた違った気持ちで読んでいます。

 

旺ちゃんのおかげで素敵な出逢いがたくさんあります。

旺ちゃんはたくさんの愛と大切なことを教えてくれます。

 

皆さんの優しさと応援に支えられています。

本当にありがとうございます。


全ては笑顔のために。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大分の凌駕ママ)
2014-06-29 18:30:22
旺ちゃんママのブログからいつもパワーもらってます。
息子が産まれて初めて、生きる事について考えるようになりました。
恥ずかしい話ですが、息子が産まれるまで健康でいることは当たり前だと思っていました。でも息子の病気を受け入れて生活していく中で、当たり前の生活を過ごせることがどれだけ幸せか実感しています。
育児に行き詰まった時、イライラした時、旺ちゃんママのブログをみて今息子が頑張っていることを改めて気づかされます。
返信する
大分の凌駕ママへ。 (らんまりママン)
2014-07-01 14:42:42
ありがとう!
こんな前の記事にコメントしてくれて!
あたしもですよ。
旺ちゃんの病気がわかるまでは病気の子がいること知ってるくせになんでだろう自分は関係ないくらいに思ってました。
本当に恥ずかしいです。
病気を受け入れるというか旺ちゃんを受け入れるとか頭で考えてもよくわからなかったんですけど病気を持っているかいないかだけなんですよね結局。
可愛くて日に日に可愛くなってますます可愛くて。
いっぱいいっぱい怖い思いをして何度も何度も夜中に泣いて。
先の見えない怖さに押しつぶされそうになりながら周りの人たちに支えられ我が子の笑顔に救われて。
子どもってすごいですよね。
よかった旺ちゃんのママになれて。
そう思います。
旺ちゃんに育てらてますね^^;
一緒に頑張っていきましょうね!
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