登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

三ツ石馬蹄縦走

三ツ石馬蹄縦走・・・憧れの縦走路は雨中訓練歩行と化す
天気予報の読み違いというか、山の天気はやはり難しいです。今朝一番に肌で直感した「今日は午後から晴れ上がる」は見事はずれ(確かに下界は晴れたようですが)。時折パヤっと日差しはあるもののほぼガスと雨の中の歩行となりました。こうなれば、来るべき日を向かえるための訓練歩行に変更です。
まぁ、先週の駒頭と県北の単独雨登山も経験してるので、恐いもん無しです(笑)・・・とは言え花凄かったです。今まさに花盛り。これを見れただけでも大満足の山行でした。
画像の方は、花以外なんも面白いもの写ってませんので、どうぞご割愛くださいませ。その割りに出しすぎ・・・

■記録

松川温泉付近の駐車場に停車し、合羽着て、説明看板を一読・・・フムフム。さてスタート

登山道に入ると、ブシュワ、ブバッ・・・と怪しげな音がして身構えるが、この漏水の音だった

忌まわしい記憶が甦る。確かもう少し上だった。こんな感じのところでプーさんと遭遇したっけな。この辺は緊張感。看板の壊れ具合確かに生息域だと感じる

おお~いい天気だな・・・。勘によると源太か大深辺りで青空が広がってくれるはず

プーさんには合わなかったが、こんな奴と何回も遭遇した。結構ビックリする

水場に到着。少しいただく。今日は蒸し暑い。雨だが合羽脱ぐ。ここからがなかなかの登りだ

大深山荘分岐。当然左へ。雪渓は無いよな?念のため軽アイゼン常に携行

おわー!凄いお花畑になっている。コバイケイソウさんが一番多いな。他にもハクサンチドリさん、イワイチョウさん、ティングルマさん、コイワカガミさん、ツガザクラさん、ニッコーキスゲさん、なんとかボウフウさん他が一斉に満開だ。風強いけどミツバチも大忙し

コバイケイソウ畑を行く。ここはかつて雪渓で撤退した地点だ

上から見た斜面。昨年の雪渓。そうか、あの下にはこんな花々が眠っていたんだ

花の急斜面を登り切ると源太ケ岳到着~。しかし・・・

晴れるどころか、稜線出た途端風雨強まってきたんですけど・・・。止む無く合羽再装着する

シャワーのような雨の中を進み、大深岳分岐。ここから先は未知の世界。展望は期待できそうもないが、構わず進撃だ

程なく大深岳。立ち止まらずどんどん行こう

この辺りで迎えてくれたのがこの2つ。初めて見るがリンドウ系とアザミ系。結構目立っていたな

大深岳を下る途中の分岐。八瀬森と書いてある。あぁ秋田境の大白森方面へのルートか。遠そうだな

大深岳を急降下すると稜線鞍部に達する。この辺は大シラビソとシダ類の鬱蒼とした森になっている。予想以上に深い・・・

なるほど、全てが低木の稜線と言うわけではないのだな。そして稜線上の単なるピークだと思っていた小畚山も結構大きな山塊なんだと認識。かなり危険な匂いがする急登を強いられる

ここにもシャクナゲさん咲くんだ。北上山系のイメージだったので勉強になる。そして右はミネウスユキソウさん?かな。もう少しで頂上だガンバレと言っているようだ

小畚山。なぜか変身ポーズ。もうどうにでもなれと言う感じ

ここからは案外楽な路だった。岩手山と三ツ石、奥羽山系の山々が見え・・・ない。想像力を膨らませながら進む

ちょっとしたピーク。もう三ツ石かと騙された。何せ視界20mなもんで・・・。名も無い三角点ピーク

三ツ沼。ここもお花畑。とにかくこの稜線ずーと花街道だ

おっあれは三ツ石山だろう。結構長かったなぁ

ヤー!半年振りだね

三ツ石のこの下りで初めて人と会う。10人位の集団と3組のペア、3人女子グループと単独さん1名が今日の登山者のようだ。こんな天気でも来てるんだ。人気者だね三ツ石君!

流石に腹減った~。山で昼ご飯、何時以来だろう?ちなみにカップラのお湯入れた瞬間箸が無いことに気づき、小屋の脇の笹採って加工する

さて、全工程の残り1/3、慎重に行くすか。この温泉までのルート凄くウェットだ

しかもだらだらと長い樹林帯歩き

やっと登山口到着。最後長かった

天候は・・・変わらず。降りたら晴れる法則だったら悔しかったけど、まぁショウガナイね

足に来てる。この駐車場までの登り返しが実は辛かった。さぁ温泉だ!

帰り際の岩手山。今朝焼走り登山口で数人の登山者を見かけたが、上の方は完全に雲の中

■タイム
08:34 源太登山口出発
09:28 水場
09:51 大深山荘分岐
10:12 源太ケ岳山頂 
10:35 裏岩手縦走路合流 
10:40 大深岳山頂 
10:48 八瀬森分岐
11:21 小畚山山頂
11:37 三ツ石三角点ピーク
11:44 三ツ沼
12:03 三ツ石山山頂
12:24 三ツ石山荘(昼食)
12:55 下山開始
13:58 松川荘登山口
14:07 松楓荘登山口着
 ※登り 3時間50分、下り 1時間12分(三ツ石山荘)

■GPSログ(距離:15.5km、高度の上昇/下降:1028m/-1028m)

■勝手に難易度指数 37points

■感想、反省等
・久しぶりにメジャーの地に立った気がする。
・距離こそあるが、急激な登りは少ないので割と歩ける。
・眺めは・・・また秋にでも。
・また靴を濡らしてしまった。後半はケッパリ状態。
・今日は長靴だったな~。でも晴れたらということも考え。
・危険箇所は小畚山の登り。突風に注意。
・でも一番危ないのは三ツ石の下りかもしれない。
・湿原帯の雰囲気は雨でこそ生きる!
・さて、次はどこ行こうか・・・

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