6年生にとって最後の大会。夏の予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントへ進出。
メンバー全員が揃って試合をするのは、約2ケ月ぶり。その間、全体練習も数えるほど。
相手は、上位進出常連の大島ベアーズ。展開次第では一方的になると覚悟していたが・・・
ドリームスはバッテリーを中心になんとか無失点でしのぎ、
攻撃では再三チャンスを作るも、内野ゴロの間に1点を奪うのが精一杯・・・。
終盤は、相手に流れが傾き、6回裏に同点に追いつかれ、
最終回もピンチを背負ったが守りきり、1-1で特別延長へ・・・。
この特別延長・・・、ドリームスにとって、ここ最近苦い思い出しかない。
昨年のスポ少大会、今年の学童大会、スポ少大会、大事な試合でことごとく敗れている。
「最後ぐらいはなんとか勝ちたいな」と円陣で子供達に言ってみたものの、
最後の試合も特別延長で負け、これで引退か・・・、内心そう思ってしまった。
打てないなら「転がせばなんとかなる」、この試合で初めてタタキのサインを作り実行へ。
これが功を奏し、みんなでしぶとくつないで5得点。これで勝ったと確信。
ところが甘かった。ここから相手打線も粘り、連打などで3点とられ、なおも一死2・3塁のピンチ。
それも3番・4番と相手の主軸を迎え、一気にひっくり返されそうな雰囲気。
この緊迫した場面、よく踏ん張ってくれた、バックもよく守った。
結果は、太田6-4大島ベアーズで勝利。ベスト16入り。
このチーム、昨年の6月にチームの人数が足りず、他チームとの合併を考えていた時に、
今の6年生3人と5年生1人が入団。それで、なんとか10人となってスタート。
30番から、「10人になったけど、この先のことを考えると他のチームと合併する」と言った時に、
「来年のリーグ戦、全敗してもいいから、このチームでやらせてください」といってきた子供達が、
わずか1年あまりで、こうした舞台で堂々と試合しているとは、その当時は想像すらできなかった。
今年のドリームスの実力は、歴代の中でも、下から数えたほうが早い。
しかし、実力はなくとも、実力以上の何かを持っている不思議なチーム、仲間達のような気がする。
このチームで少しでも長く野球ができるよう、ドリームスのユニフォームを一日でも長く着れるよう、
この勢い、このツキを大切に、次の3回戦、ベスト8入りめざし頑張っていこう。
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