おじさんの恋

アラフォー独身女性との恋に落ちたおじさんの独り言

初夜・・・・・

2020-06-16 23:04:14 | 初夜
『眠る時にも着けるんだ』・・と、凄く意外だった。眠る時には束縛するようなものを着けないものではないかと思い込んでいたから。 実際、今までの経験の中でも、床に入るときにそれを着けている女性というのを知らなかった。 あとで聞いた話だが、彼女によれば、 「形が崩れるのを防ぐため」だそうだ。 

浴衣の紐の端を指先でつまんで引っ張ると、するっと紐がほどける。浴衣の前がはだける。 掌に女性の肌の滑らかな感触と体温を感じると、自然とわが身の中の欲情が高まる。浴衣を彼女のから抜き取ろうとする私に、彼女は何も言わずに協力してくれた。 ほの明るい常夜灯の明かりの中で、彼女の白い肌が艶めかしく輝く。 彼女を隠すものは既に下着だけである。 私はそれをすぐには外さずに、下着の上から彼女の胸をまさぐり、太ももの間に差し込んだ脚を彼女の股間に押し付け、少し圧力を加えてみる。 そういう動きに対する彼女の反応は「敏感」と言えるもので、それまでのつつましやかな吐息、小さな喘ぎから、やや悲鳴に近いような響きのものに変化した。 胸を覆う布地の隙間から指先を挿し入れると、 硬くしこった乳頭が指先に触れる。その触れたものを指先で弄ぶと、彼女の口元から発する声がさらに大きくなる。 背中に回した手の指先でホックを外しにかかる・・久しぶりに行う儀式・・それはたぶん彼女にとっても同じ・・うまく一発でホックが外れると、それを抜き取る作業は彼女の協力で難なく完了する。

年齢を考えても、形のいい胸である。しっかりとした弾力を感じる膨らみ。 そこに舌を這わせながら、 右手は彼女のショールのふちをたどり、程よく肉付いた太ももの弾力を確かめる。掌を内腿に移動させ、布地越しに敏感な部分に触れてみる。 「ああぁ」 彼女の声が高まる。 布地に染み出したものが指先に感じられるほどに、彼女の分泌する愛液は既に溢れ出していた。 10年以上の付き合いで、初めて男と女の戯れを行う・・それが故に、事は緩慢と言えるほどに慎重に進めるべきであると、私は信じていた。 ゆっくりと彼女を感じることで、彼女もまた私を存分に感じ取ることだろう。

ここまで来て、ようやく私は自分の浴衣も脱ぎ去ることにした。 まさかこの年齢になって…。 我が物は、記憶から消え去るくらいの長い時間、これほどに硬く膨張したことはないというほどに、 私自身の興奮の高まりを表していた。 私は、先ずは下着のまま、彼女の脚の間に体を入れることにした。 挿し入れた片脚に少しだけ力を入れて、彼女の脚を開こうとすると、彼女もそれを待っていたかのように、されるがままに脚を開いたので、そこに体を滑り込ませ。 下着越しではあるが、局部を彼女の敏感な部分に押し当てるように体を重ねると、彼女も擦り付けるように、腰を隠微にくねらせてきた。 既に、彼女の口からは止まることなく愉悦の声が上がり続けており、その声に私もまた欲情を燃やし続ける。

さて、今日はこんなところで…時間が経ったのに、その時のことは克明に記憶に残っている。 

彼女との初夜

2020-06-14 20:34:15 | Weblog
この年齢になっての「初夜」というのも憚れるが、 私にとっても久しぶりの女性との秘め事であり、おそらく彼女にとっても、相当長い期間、男というものを受け入れたことはなかったであろうと思われる。 その時、すでに私は50代後半、彼女も40代に足を乗っけていた。

畳の部屋に並べられた布団という環境、そしてほの暗い常夜灯。 大雨の後の急流の音が部屋まで飛び込んでくる渓谷の温泉宿である。 睡眠を意識して、少し温度設定を高めにした部屋・・布団をかぶると少し汗ばむような室温。 少しだけ血液中に残ったアルコール分・・いろいろな要素が、二人の間の壁を崩したと言ってもいいのかもしれない。 しかし、何よりも、それまでの長い付き合いの中で押し殺してきた欲情の高まりがなければ、それは起き得なかったと言えるのだろう。

彼女は、小さく呻いた。 彼女の背中に回した私の指先が、彼女の背骨の凹凸をたどるように動くと、彼女は強く抱き着いてきた。 私は遠慮がちに背骨をたどる指先の動きを腰のところで止めた。 と同時に、眉間に置いた唇を耳の上の方に滑らせて行った。 腰をグッと引き寄せるが、彼女は抗う様子もなく、素直に彼女もまた抱き着いた腕に力を込め体を密着させてくる。 私の指、掌、唇が動くたびに、彼女の体がぴくっと反応し、 浅いため息を漏らしながら、わずかに体をよじらせるのが浴衣の布を伝わって感じられることに、私の感情はさらに高まっていくのであった。 私の唇が彼女の耳たぶをとらえた瞬間、彼女の深いため息が聞こえた・・「あぁは・・・」 そして、首筋に舌を這わすと、それはため息というよりも喘ぎに変わっていく・・「うんっ、うんっ・・・あぁ・・・」 そして、私が耳たぶを甘噛みし、そっとそれを話した時に、彼女の方から求めるように唇を寄せてきたのだ、そっと重ねた唇の間から舌が挿し入れられる、その舌の先を私の舌先が捉えると、堰を切ったように彼女は舌を絡めてくる。 彼女の腰を引き寄せた私の両腕の片方の掌が下に動き、彼女の背後にある臀部の盛り上がりをそっと撫でると、彼女は下腹部を私に押し付けるように動かしてきた・・隠微な腰の動き・・彼女は腹部に私のこわばりを感じ取っている・・。

積極的に体を密着させてくる彼女の動きに意を強くした私は、彼女の弾力がありながら締まった臀部の双丘を感じ取っている。 重ねた唇の間から激しい息遣いが漏れるのが愛おしい。掌はさらに下に動き、太ももを感じ、浴衣の裾を指先が捉えると、それをするっとたくし上げながら素肌の感触を楽しんだ。 太ももの裏側を指先がたどり、下着の際で引っかかる。 滑らかな布地の感触が扇情的である。 彼女の脚の間に私の脚が滑り込んでいくと、迎え入れるように彼女は脚を開き、股間を私の太ももに押し付けて、こするようにわずかに動かしているのが判る。 日常の控えめな、 慎重な行動からは想像が難しいような、彼女の積極的な動きである。 彼女の中では既にタガが外れてしまったようだ。 私はというと、彼女の臀部をまさぐりながら、もう片方の手でわき腹から、腋の下・・そして胸のふくらみの裾野を手のひらで感じ取っている。 睡眠だというのに、彼女はブラジャーを着けていた。 

今日はこんなところで…いよいよ・・・

ついに・・

2020-06-13 20:24:23 | Weblog
宿に車を置いたまま、電車、バス、市電を使いながら、二人で嵯峨野をぶらぶら歩いたり、その辺のケーキ屋に入ってみたり。はたまた京都の町中に行ってみたり。 よくもまあ話題というのは尽きないものだと我ながら感心しながら彼女と二人で京都を歩き回った。 歩きながら、私が気付いた街角のほんの小さなこととか、そういう事から話題が発展する。 感性の方向が似ているのかもしれない。 夕食に、にしん蕎麦を食べながら飲んだビールのアルコールと、 歩き回った疲れが相まって、宿に向かう電車の中で私は話しながら居眠りに・・。 宿のある駅に着いたところで肩をたたかれ、ハッと目覚めた私の目に飛び込んできたのは、私の顔を覗き込むようにした彼女の柔らかな笑顔だった。 その日の夜は、電車の中での居眠りが効いて、私はバッチリ覚醒だったが、彼女は疲れたらしく、風呂から帰ったら、すぐにベッドに潜り込み、静かに寝息を立て始めてしまった。 その寝顔を見ながら、少しの間テレビに見入っていた私だが、 部屋の明かりを消して、薄暗い中を彼女の寝顔を見ているうちに寝入ってしまったらしく、朝の明るさに目覚めるまでぐっすり。 その夜も、何事もなく、既に旅も最後の日。 普通にチェックアウトし、 渡月橋あたりでボートに乗ったりして、宿に戻りクルマをピックアップして、駅まで彼女を送り届けて男女の仲としては盛り上がりを見せることなく、古い友達との再会という雰囲気の中で彼女との旅は終わり、何事もなく夫々が帰宅の途に就いた。

それから、 またメールの行き来だけの時間が何か月か過ぎ、 夏休みの時期になろうかという時に、 彼女の住む街のそばにある温泉町でのイベントの話があり、 その話題でもあり上げりついでに、夏の休暇の時にそこに一緒に行こうという事になった。 彼女がずいぶん古い欧州車を所有していたので、その車にも乗ってみたいよねぇという事から、彼女の車に乗ってどこかに行く、その行先に温泉町が浮かび上がったというのもある。 一泊目は、私が飛行機で到着するその空港近くの宿まで彼女が来て泊まるという事になったが、 彼女自身はそこまで車で行く自信がないとのことで、先ずは一泊、そこから列車で移動して、彼女の街に行き、クルマをピックアップして温泉にという按排とした。 空港で出迎えてくれた彼女の笑顔は相変わらず柔らかく、私を惹きつけるものだった。 果たして、その夜の一泊は相変わらずのツインベッドで、 それぞれが別のベッドに寝転がりながら四方山話をしているうちに、どちらからという事もなく寝入ってしまい、目が覚めれば次の日の朝。 朝一番の列車での移動だったので、早起きして駅に急ぐ。 列車の中でも色々と話をしているうちに、外はすっかり雨模様。 彼女の街に着いた時には、しっかりと雨脚が強くなっていた。

駅で待っていると、彼女が愛車とともに現れた。 駅の横にある喫煙所でタバコをくゆらす私に向かって、短くクラクション。 手を振る彼女に気づき、 車に駆け寄る私に、傘を持って迎えた彼女は、当然のように、私が運転席に座るよう促した。 雨の中、 クルマを動かし始めた私は、いろいろと評論。 私がクルマ好きなことを知っている彼女は、嬉しそうな表情でそれを聞いている。確かに古い車ではあるが、足腰がしっかりしていて走りやすい。 山越えの狭い峠道をすいすいと走り抜けていく。 「いいねぇ、この車。とっても素直。」という私に、「そうなんですか?私はこれ以外に車を知らないので分からない。」 などと言いながらも、彼女は微笑みを絶やさない。 途中道に迷ったりしながらも、雨の中なので、観光もそこそこに目的地に到着。 早い時間に宿に着いたので、先ずは温泉。 夫々が大浴場で温泉を楽しんで部屋に戻り、 話をしながら睡魔に負けそうになった私は、何気に膝枕。 彼女は拒むこともなく、その柔らかな太ももを私の枕に提供してくれた。 うとうとしている私の頭を優しく撫でてくれる彼女の掌が気持ちよく、私は寝入ってしまった。 私の頬をつんつんと突く彼女の指に起こされると、外は薄暗く、相変わらずの雨の音。 「夕食の時間ですよ。」 といわれ、 宿の浴衣を着た二人は、大広間での夕食に。 他のお客さんの観察評論など行いながら、少しのビールとともに夕食を食べ、 部屋に戻ると、宿のスタッフが寝床の準備をしてくれていた。 少しテレビを観ながらの会話を楽しんだ後、再び温泉。 私の方が早く風呂から上がって、 布団に潜り込んでいると、彼女が戻ってくる。 「いいお風呂でした!」と柔らかな微笑をたたえながら彼女が言う。 「うん、熱すぎず、ぬるすぎず、いい湯加減だね。 少しぬるっとしていて肌にもよさそうだ。」 「そうですよね。長く浸かりすぎて、なんか疲れちゃった。」と言いながら、彼女も空いているほうの布団に滑り込んで、少し話をしているうちに寝息を立て始めてしまった。 昼寝のせいか、目が冴えている私は手持ち無沙汰になり、テレビを消し、電灯も夜の薄暗いものに変え、 私自身は、障子の向こうの縁側にあるソファーに座ってタバコを吸いながら、 外の雨音と、渓谷を流れる川の音を聞いていた。

タバコを二本ほど吸い、トイレを使って、 寝室に戻ると、エアコンの設定温度を高めにしたこともあり、 また温泉で十分に体が温まったせいもあるのだろう、 薄暗い中に、彼女の白いふくらはぎが布団からはみ出ているのが見えていた。 ほの明るい常夜灯の光を反射する白い肌がなまめかしい。 宿が準備した二つの寝床の間の距離は50センチほどだったろうか。 私はそっと布団を密着させてから、 布団に滑り込んだ。 彼女は相変わらず静かな寝息を立てている。 逆側に顔を向けて横になって眠っている彼女の背中から、 私はそっと体を密着させたのだが、 暫く経って、 寝返りを打った彼女をそっと抱きしめると、彼女は一瞬ぴくっと驚いたような反応を示したが、 彼女も私の背中に腕を回して抱き返してきた。 私は、彼女の背中を手のひらで撫でながら、 そっと眉間に唇を押し付けた。 彼女の腕に力が入ってきたのが分かる。ますます二人の体が密着する。

・・・と、今日はこんなところで・・。