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メガネ屋になるきっかけ。

2013-10-15 23:36:57 | 日記
どうもどうもスタッフ吉田です。

今日は子供たちが早く夢の世界に旅立ってくれたのでなんとな~く物思いにふけっていました。

ふと、おいらってなんでメガネ屋になる!って決断したんだっけ?

と、記憶の糸を手繰っていくと…。

元はかみさんの実家が大岩時計店なわけで、かみさんと結婚してなけりゃもちろんメガネ屋の道もなかったわけで…。

結婚当初、僕はメガネ屋とはまったく関係のない大工道具を売り歩いておりました。

決して景気の良い仕事ではありませんでしたが、そこそこやっていけました。

そんなある日、当店社長(義父)にメガネ屋になる気はないかと突然言われ

無理!

心の中ではそう思ってました。

その理由は

僕は視力が1.5ありましてメガネ屋さんとは無縁だとおもっていたのです。

いや、これが理由ではなくて

実はそんな僕が1度だけ視力検査をしてもらったことがありました。

それが大岩時計店社長の義父でした。

結婚前に何度かお邪魔していたころに

 社長「吉田君は目の検査って受けたことあるの?」

  吉田「ありませんよ~、視力は1.5くらいは余裕でありますから~」

 社長「ヘ~、どれホントに良い目か確かめてやろうか?」

  吉田「面白そうですね、ぜひ確かめて下さいよ!」

と面白半分で検査してもらいました。

その時、社長がしてくれた検査が「両眼視機能検査」でした。

視力は思った通り1.5と良かったのですが

眼位といって視線の方向を調べてもらった後に

 社長「吉田君は本を読んでいて次の行に移るときにいま読んでいた行を2度読みしたり、まったく    違う行をよんでしまったりした事があるんじゃないかな?」

   吉田「ドキッ!あっ、あります!」

 社長「あと、集合写真なんかを撮っているときに顔が曲がってると直されたりした経験もあるか     な?」

   吉田「ドッドキッッッッッ! はいっ、あります!なんで分かるんですか!?」

 社長「ま~目に出てるよね。」

   吉田「えーーーーーーーーっ!」

 社長「あ~、それと首が右、腰は左が痛いなんてこと無い?」

   吉田「あるーーーーーーーーーっ!」

社長はまだ続けます。

 社長「球技があんまり得意じゃなかったんじゃない?」

   吉田「…。そうかも…特に卓球は球をほとんど眼で追うことができず空振りばかり…。」

 社長「視力はたしかに良いけど、本当に良い目とは言えないかもね。」

   吉田「………納得!」

僕はまだましで、ひどい人になると慢性の頭痛やひどい肩こり、自律神経失調症になる人もいるとか。

いや~、感動でした!すんげー技術力だと思いました!

眼に関すること以外の症状を言い当てたり、なによりもその説明の分かりやすさ!

これをずぶの素人のおいらにやってみないかって?

「無理!」

と思っちゃいました。

でも出来るようになったらスゲー!!!

とも思ってました。

だから、少し考える時間が欲しいとお願いしました。

当時の仕事はホームセンターなどの台頭で売り上げだけを見れば下降線をたどっていましたが

同業者はどんどん減り道具屋の行商は同世代では僕だけになってましたから長い目で見れば悪い仕事ではありませんでした。

しかし、検査で受けたあの感動がどうしても忘れられない!

気が付けばメガネを掛けている友達以外にも「目の検査って受けたことがある?俺いい店知っているんだよね」って宣伝しまくってました。

僕は大岩時計店の大ファンになっていたんですね。

あの感動をメガネのことを義父の下で勉強すれば僕でも人に与えられる仕事ができるようになるかもしれない。

いや!なりたい!

と思うようになりメガネ業界に飛び込む決心をしました。

今でももちろんこの初心は忘れていません。

日々、お客様に快適な視界を提供できるよう精進しておりますが、感動していただけるようになるにはまだまだ勉強が必要なようです。

頑張ります!

おしまい