レプリコンワクチンのコスタイベの有効成分が変更された模様。
●レプリコンワクチンのコスタイベの添付文書にある有効成分に関する記述が「ザポメラン」から「ARS-CoV-2のスパイクタンパク質をコードするmRNA」へと変更されている
●過去のmRNAワクチンのようにmRNAのウリジンをシュードウリジンに修飾していない為すごく強い免疫反応が起きる可能性がある
2. 確認
2.1. 有効成分の確認
記事中のリンク先を確認する。
引用を図2.1に示す。
次のリンク
引用を図2.2に示す。
添付文書の有効成分に関する記述が「ザポメラン」から「ARS-CoV-2のスパイクタンパク質をコードするmRNA」へと変更されている。
2.2. ウリジン修飾の確認
そもそもザポメランとは何か。下記リンク先を見る。
引用は図2.3に示す。
よくわかんないです。
よくわからないので他のワクチンと比べてみる。新型コロナウイルスワクチンのコミナティRTUの添付文書を見る。
引用を図2.4に示す。
コミナティRTUの有効成分はいくつかあるがとりあえず「トジナメラン」に注目し、下記のリンク先を見る。
引用は図2.5に示す。
これもうわかんねぇな。
ここでトジナメランに関する「医薬品の一般的名称について」の記述に注目すると、
--引用開始--
--引用終了--
一方、ザポメランに関する「医薬品の一般的名称について」の記述では「ウリジンをシュードウリジン残基に置換」というような記述がない。
また、「医薬品の一般的名称について」には有効成分内のmRNAの配列が「核酸配列」として画像で示されており、核酸配列と画像中の英字が表す意味を以下に引用すると
●ザポメラン
--引用開始--
--引用終了--
●トジナメラン
--引用開始--
--引用終了--
この「U(ウリジン)」か「Y(N1―メチルシュードウリジン)」かがウリジン修飾の有無と思われる。
つまり、コスタイベ(ザポメラン)は過去のコミナティRTU(トジナメラン)のようにmRNAのウリジンをシュードウリジンに修飾していない。
3. 変更によって生まれる印象
有効成分の表記の変更によって「ベネズエラ馬脳炎ウイルス」という言葉が見えにくくなった印象を受けた。ただし、この言葉が指し示すウイルスについての表記は「VEEV」として添付文書に残っている。2024年9月改訂(第2版)の引用を図3に示す。
「VEEV」の表記についての参考にした記事を以下に示す。
4. おまけ
人工のmRNAを体内へ導入すると激しい炎症を起こすらしいという記事を以前に上げているので参考までに。
専門家によると、
●人工のmRNAそのものが自然免疫を非常に強く活性化して激しい炎症をおこす
●シュードウリジンによる置換によって炎症をある程度抑えられる
●シュードウリジンを利用しても子宮頸がんワクチンで加えるアジュバントより強いくらい活性化する
●レプリコンワクチンのコスタイベの添付文書にある有効成分に関する記述が「ザポメラン」から「ARS-CoV-2のスパイクタンパク質をコードするmRNA」へと変更されている
●過去のmRNAワクチンのようにmRNAのウリジンをシュードウリジンに修飾していない為すごく強い免疫反応が起きる可能性がある
2. 確認
2.1. 有効成分の確認
記事中のリンク先を確認する。
上記ページ内の添付文書が「2024年6月作成(第1版)」のワクチン添付文書。
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/medley-medicine/prescriptionpdf/780009_631341PE1020_1_01.pdf
引用を図2.1に示す。
図2.1 2024年6月作成(第1版)の有効成分
次のリンク
引用を図2.2に示す。
図2.2 2024年9月改訂(第2版)の有効成分
添付文書の有効成分に関する記述が「ザポメラン」から「ARS-CoV-2のスパイクタンパク質をコードするmRNA」へと変更されている。
2.2. ウリジン修飾の確認
そもそもザポメランとは何か。下記リンク先を見る。
医薬品の一般的名称について(令和5年11月27日)(医薬薬審発1127第1号)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc8085&dataType=1&pageNo=1
引用は図2.3に示す。
図2.3 ザポメランについて
よくわかんないです。
よくわからないので他のワクチンと比べてみる。新型コロナウイルスワクチンのコミナティRTUの添付文書を見る。
上記ページ内の『オミクロン株対応ワクチンの一部変更承認について』の中にコミナティRTU筋注の添付文書がある。
https://www.mhlw.go.jp/content/11123000/001140464.pdf
引用を図2.4に示す。
図2.4 コミナティRTU筋注の有効成分
コミナティRTUの有効成分はいくつかあるがとりあえず「トジナメラン」に注目し、下記のリンク先を見る。
医薬品の一般的名称について(令和3年1月28日)(薬生薬審発0128第1号)
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc5624&dataType=1&pageNo=1
引用は図2.5に示す。
図2.5 トジナメランについて
これもうわかんねぇな。
ここでトジナメランに関する「医薬品の一般的名称について」の記述に注目すると、
--引用開始--
全てのウリジン残基がN1―メチルシュードウリジン残基に置換された,4284個のヌクレオチド残基からなる1本鎖RNAである.
--引用終了--
一方、ザポメランに関する「医薬品の一般的名称について」の記述では「ウリジンをシュードウリジン残基に置換」というような記述がない。
また、「医薬品の一般的名称について」には有効成分内のmRNAの配列が「核酸配列」として画像で示されており、核酸配列と画像中の英字が表す意味を以下に引用すると
●ザポメラン
--引用開始--
A=アデノシン;C=シチジン;G=グアノシン;U=ウリジン
--引用終了--
図2.6 ザポメラン核酸配列(一部)
●トジナメラン
--引用開始--
A=アデノシン;C=シチジン;G=グアノシン;Y=N1―メチルシュードウリジン
--引用終了--
図2.7 トジナメラン核酸配列(一部)
この「U(ウリジン)」か「Y(N1―メチルシュードウリジン)」かがウリジン修飾の有無と思われる。
つまり、コスタイベ(ザポメラン)は過去のコミナティRTU(トジナメラン)のようにmRNAのウリジンをシュードウリジンに修飾していない。
3. 変更によって生まれる印象
有効成分の表記の変更によって「ベネズエラ馬脳炎ウイルス」という言葉が見えにくくなった印象を受けた。ただし、この言葉が指し示すウイルスについての表記は「VEEV」として添付文書に残っている。2024年9月改訂(第2版)の引用を図3に示す。
図3 製法の概要及び組成・性状
「VEEV」の表記についての参考にした記事を以下に示す。
4. おまけ
人工のmRNAを体内へ導入すると激しい炎症を起こすらしいという記事を以前に上げているので参考までに。
専門家によると、
●人工のmRNAそのものが自然免疫を非常に強く活性化して激しい炎症をおこす
●シュードウリジンによる置換によって炎症をある程度抑えられる
●シュードウリジンを利用しても子宮頸がんワクチンで加えるアジュバントより強いくらい活性化する
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