オカメインコと一緒

日々、思いのままに…

郵政民営化

2005-09-08 | Weblog
郵政民営化に反対するつもりはないけれど、
今のまま、過疎地の郵便事業の今後の事や、
今までのように、民営化=天下りの図式を野放しにしたまま
民営化を進めてしまう事は、問題があるのではないかと思います。

「郵政職員の給与は税金が使われていない」という話が
本当かウソかは私にははっきり解りません。
でも、本当だとすれば民営化の必要がないのではないかと思うし
ウソだとしたら民営化する事によって、
存続できない郵便局がでてきてしまうという事ではないでしょうか?

「郵政を民営化すると税金収入が増える」というのは
もちろんあるでしょう。
少なくても郵便局の建物、社宅、収入などすべてに
固定資産税をかけたり所得税をかけたりできるのですから当然増収です。


でも、民営化で儲け主義に走って大惨事の事故を起こしてしまった
JR西日本だって、駅や社宅や線路の固定資産税の支払いに追われ
安全に目を向けられなくなってしまったのではないでしょうか?

線路に固定資産税がかかるという事は、結局乗客が払うのです。
利用する人が払うのは理にかなっている気がしますが
公共機関しか使えないお年寄りや学生など
弱者が支払わされているのではないでしょうか?

東北本線の盛岡~八戸間がJRから第三セクターになって
運賃が1.5倍以上になってしまい、それでも採算が取れず
開業後に値上げをしていたり、地方にはしわ寄せがきているのです。
もちろん第三セクターで廃業してしまった鉄道は沢山ありますし。

NTTだって、民営化していなければ未だに公衆電話がそこここにあって
携帯を持たない人や持っていても充電が切れた時、
便利に使えたのではないでしょうか?

災害が起きた時、携帯も自宅の電話も使えなかった時
公衆電話だけは使えたと聞きました。


高い交通費を支払うのは、私たちを産み育ててくれた
両親や祖父母であったりするかもしれません。

災害が来て、公衆電話を使いたくなるのは自分かもしれません。
少なくなってしまった公衆電話に長時間並び、
どうして公衆電話が少ないのか?と苛立つのは自分かもしれないし
親や兄弟であったり、孫子であったりするかもしれません。

ある程度の所は、支え会う体制は必要だと思うのです。

郵政はどういう形で私たちを支えてくれているか考えてみると
もう少し話し合ってからでも遅くはないように思いますが
みなさんはどう思いますか?