ひとみさま。

拝啓ひとみさま

突然こんな手紙を書いてごめんなさい。どうしてもお伝えしたいことがあり、筆をとりました。お忙しい中とは存じ上げますがどうか聞いてください。

私はあなたが思っているような人ではないのです。

名乗り遅れましたが、私はあなたの創作料理屋さんにたまに現れるメガネです。大体いつも双子の夫婦で来ている小太りの方の旦那です。いつ行っても優しく迎えてくれてどうもありがとうございます。そしていつも美味しい料理をありがとうございます。我が家ではごちそうと言えば、ひとみさんのお店。美味しいもん食べたい時はひとみさんのお店が、我が家の行事なのです。
すいません、余談になりましたね。

私はあなたが思っているような人ではない、と言うのは、先日いつものようにお店に行ったら、優しいひとみさんは私の服装を誉めてくれたのです。いつもおしゃれにしていると。
違うんです。私はおしゃれなんかではないのです。大きな勘違いです。
その証拠に昼間にマクドナルドに行った時の服装がこちら。

多分何にも話題が生まれなさそうな私に、優しいひとみさんは声をかけてくれたのです。私の青いシャツを誉めてくれるも私の中では、昼にマクドに行った服装を思いだし、申し訳なくなるのです。
あの青いシャツは、おしゃれなんかではなくてローソンの制服に似ています。むしろローソンです。私はからあげくんのレギュラーです。

だからひとみさん、私はおしゃれではありません。そんなわけで今後ともよろしく。
かしこ。