奥様は海外添乗員〜メモリアル

添乗後記~谷間の真珠・オビドス

    

豊かな緑多き丘陵部に今なを城壁に囲まれひっそりとたたずむオビドス。13世紀の王妃イザベルがこの街に魅了されて以降19世紀に至るまで、代々の王妃の直轄領として存在した街。

    

今ではポルトガルきっての人気の街とあって、城壁の外側にできたパーキングに入ってくる観光バスは後を絶たない。さあ、それじゃ~中世の街を歩いてみますか…

    

歩き出してすぐに見える城門はこの街のメインゲート、ポルタ・デル・ヴィラ。

    

二重構造のこの門はイスラム時代に造られたもので、内側を飾るアズレージョ(装飾タイル)が見事。内側には小さな礼拝堂も造られてる。

       

門をくぐると目にまぶしい白壁の街並。強い太陽が照りつける昼下がりとあって人影もまばら。本当に中世の街にタイムスリップしたみたい。

       

細いメインストリートをゆっくり歩きながら、ふっと懐かしさを感じるのはなぜだろう。

       

ゆっくりゆっくり流れる空気のせい?

       

たぶんずっと昔から変わらない…

       

日常から離れてはいるけどとっても落ち着ける、そんな場所ってそんなに多くはないよね。

    

そんなこと考えながら歩いてたらあっという間に街のはずれのポザーダへ。15世紀の城を改装したホテルだ。国内にはこういったポザーダ(かつての歴史的建造物を改装した国営ホテル)はいくつもあるけど、ここオビドスのポザーダ・ド・カステロはとっても人気らしい。いつか泊まってみたいなぁ…

    

ちなみにホテルの入り口手前からさらに城壁に上ってみると、こ~んなオビドスの街が一望できるよ。

    

あぁ、それにしても午後の陽射しは半端じゃない。どこか木陰のカフェでひと休みとしますか?


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