アラビア語で「乾いた大地」を意味するラ・マンチャ地方は、その名のとおり赤茶けた大地にオリーブやぶどうの畑ばかりが広がる。それでもそんな風景の中に突然現れる、真っ青な空をバックに立つ真っ白な風車。アンダルシアとは違ったスペインらしい風景に出会える場所。
今でも10基の風車が残るここカンポ・デ・クリプターナはとっても小さな村。400年以上もの長い間小麦を挽き続けてきた風車(もちろんすでに引退)を今でも見学できるとあって時折観光バスがやって来ることを除けば、ひっそりと昔ながらの雰囲気を残す。
そう、やって来た私たちには観光地でもここに住む人たちにすれば昔から変わらぬ村なのかも知れない。
観光客の一団が通り過ぎた村はこのとおりひっそり(笑)。
それでも軒先の洗濯物や玄関先に置かれた乳母車に生活のにおい。
あぁ、それにしても青空に白壁が眩しい。
同じ青×白のコントラストもギリシャあたりとはまったく違って見えるのはなぜだろう。
400年前にセルバンテスが描いたラ・マンチャの風景、これは今でもスペインの魅力のひとつ。
旅のヒント
今でも風車の残るカンポ・デ・クリプターナやコンスエグラ、これらの村へはマドリッドから列車あるいはバスでのアクセスが可能。【ドン・キホーテ】の本を手にのんびり旅行がおすすめ。
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