今から2000年以上も昔にヨーロッパから北アフリカにかけてを支配した古代ローマ帝国。イタリアに限らず、今でもヨーロッパ中に彼らの夢の跡を観ることができる。特に地中海沿岸諸国に残る遺跡には古代ローマ人たちの持っていた文明の高さを思い知らされるばかり。
ちなみにここフランスでも南仏を中心に多くのものが残る。例えばゴッホゆかりのアルルには大きな円形劇場が、あるいはプロバンスの中心であるエクスアン・プロバンスには涌き水を利用した泉や噴水が点在。そして規模的に突出するのがアヴィニヨンの北の山間にある水道橋、ポン・ドュ・ガール。当時の水道橋はなんと50Kmにも渡るもので、わずかな勾配をつけることで水源となる山からニームの街まで水を引いていたとか。もちろん現在残るのはその一部で300mにも満たないけど、三重のアーチが見事なその美しさには圧倒される。
お天気に恵まれ下を流れる河では水遊びする家族連れの姿。日本でようやく土器を造りはじめた時代のこれだけの遺産がそこらじゅうに存在するヨーロッパ。古い時代のものに触れながら育つ子供たちの価値観はどんな風に大きくなっていくんだろう。まぶしい太陽の下でふとそんな思いにふけってしまった昼下がりだ。
みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。
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