
岩塩の採掘で戝を成した大司教領ザルツブルク。オーストリアの中でも独立した国として存在した特異な存在だったことは、今も変わらぬ街の豊かさから垣間見ることができる。もちろん近代に至っては数々の音楽家がこの地で活躍したという歴史があるから、たくさんの音楽ファンや観光客を呼ぶことで潤ってるという見方もできないわけではないけど?
春本場を迎え、祝日であった今日も小さな旧市街は観光客であふれ返ってる。毎年のメーデーと移動祝祭日であるキリスト昇天祭が重なったこの日に合わせ、連休を取った人も多いとみえる。昔から大司教の街だけに思い切り着飾りミサに出かけて来たらしい家族連れの姿もあったりしてなんともほほえましい。
そんな街を高台に造られたホーエンザルツブルク城から見下ろしてみると、小さな街の実に半分以上が大きな教会と大司教の住まいであったレジデンスで占められているのがわかる。まさに城下町というに相応しい風景。ちなみにお天気がよければこの街を取り囲む山々が一望できる、ここは絶好の展望台。さぁ、明日はいよいよ久しぶりのカンマーグート(ザルツブルクの東側に広がるオーストリアの湖水地方)観光だ…


昨日はホーエンザルツブルグ城でコンサートがあったからそこからの景色だね。



