今年はイルミネーションの点灯が当初の予定より早まったらしいパリのシャンゼリゼ。毎年少しづつ違った雰囲気を見せてくれるから今回も楽しみにやって来たんだけど、通りに入ったとたんあら？って。イルミネーションの取り付けの済んだプラタナスの並木道にずらりと並んだ三角屋根の小屋とそれぞれの屋根にはためくヨーロッパ各国の国旗。ひと目でＥＵ加盟国のものたちだとわかった。
どうやら今年は（今まで見たことなかったんだけど？）シャンゼリゼをクリスマス・マーケットの会場にしてしまったらしい。それにしてもエッフェル塔のイルミネーションにしろこのマーケットにしろ、なんと小憎らしい演出。こんなとこはさすがフランス！やっぱりこの国のセンスは飛び抜けてると、今回は素直に認めざるをえない（笑）。まったくため息ものだ。
そんなわけで丸一日フリータイムの今日は、普段は避けて通るシャンゼリゼへあえてやって来た。各国の旗の立つ露店で売ってる商品は必ずしもその国のものってわけではなかったけど、クリスマス・マーケットの雰囲気たっぷり。朝からどんよりした曇り空で昨日までに比べると格段に寒かったから、なによりヴァン・ショー（ホットワイン）は嬉しかった。それにしても、まさかここパリのど真ん中でクリスマス・マーケットめぐりを楽しめるとは…今年最後のパリからプレゼントをもらった気分よ。
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