カーニバルに沸くヴェネチアの本島。世界に例を見ない美しいこの街はいつだって世界中からやって来たた~くさんの観光客でにぎわってるけど、さすがの混雑に少しばかり人酔いしてきた私が向かった先は…
120近いヴェネチアの島々を縫って走る水上バス、ヴァポレット乗り場。現在この島々で仕事を持つ人たちの生活の足ともなってるヴァポレットも、カーニバルシーズンとあってどの路線もあふれんばかりの観光客でいっぱいだ。
カナル・グランデ(大運河)を風を切って走ること5分、ヴェポレットを降りたのは最初の停留所サン・ジョルジョ。
ここはサン・マルコ広場のある(通称)本島の向かいに浮かぶサン・ジョルジョ・マジョーレ島。同名の教会が建つのみといった小さな島にはたくさんのヨットが夏の訪れを今か今かと待っているよう。それでもこの時季は広場周辺とは比べ物にならないくらいひっそりしてる。
さて、ここまで高いヴァポレット代(1回券がなんと6,5ユーロ)を出してやって来た目的はサン・マルコ寺院の鐘楼と向かい合って立つまるで兄弟のようなこの鐘楼(エレベータ代は3ユーロ)。
その理由は…この眺め。サン・マルコ寺院の鐘楼からとはまた違ったパノラマを堪能できるベスト・スポットだからね♪
時は5世紀、蛮族やフン族といったアジア系民族の侵略から逃れるように(イタリア)半島側に住む人々がこの地ラグーン(干潟)の上に村を築いたことにはじまるヴェネチアの歴史。
9世紀にこの国の商人たちによってアレキサンドリアからもたらされたサン・マルコを自国の守護聖人とすることでその発展に拍車をかけたヴェネチア。かつての寒村も中世の時代ともなると大海運国ヴェネチア共和国としてその名を世界中に知らしめるまでにいたる。
そんなヴェネチア華やかしき頃の夢物語が現代に再現されているのがまさにカーニバル。そう思ったらもう一度あの雑踏の中に戻りたくなった。
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