フランス北西部はかつて英仏海峡を越えて北方からやって来たバイキングたちによって国が築かれた地であり、ここへ住み着いた彼らノルマンの名に由来するのが現在のノルマンディー地方だ。あちこちに中小の漁港を持つこの地域の中でもとりわけその街並みが人気のオンフルールは、セーヌの河口に位置する小さな港街。この地方に多く見られる木組みの家並みは昔から多くの印象派の画家たちに好まれ描かれてきた。そんな風景はもちろん今でも私たちを喜ばせてくれる。
いつも忙しい旅の中ではのんびり歩くこともままならない街だけど、今回は旧港の後方に建つサント・カトリーヌ教会のあたりまでやって来た。おりしも週に1・2回開かれるという小さなマルシェが立ってる。
売られてるのは無農薬で栽培されたという野菜や果物、それにチーズやシードルなどなど。食料自給率100%を誇るという高度農業・酪農国フランスでもこういった食品に関する関心度は高いんだなぁ…と妙に感心したり。やっぱり作ってる人の顔が見えると安心できるものね。
それにしても、こういったマルシェの風景って眺めてるだけで楽しくなるのはなぜだろう。今の生活だとこうして会話しながら買い物する機会って少なくなったものね。
ほとんど風もなく穏やかに晴れてくれたオンフルールでのひと時。港に面した広場や通りのあちこちではクリスマスの飾りつけ作業中。かわいらしい港街でのクリスマスに思いをはせながら「また来年会いましょう♪」。
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