長く滞在したトスカーナに別れを告げて最後の街ローマへの道中立ち寄ったのは、チビタ・ディ・バニョレージョ。今から2,500年も昔にイタリアの原住民と呼ばれるエトルリア人によって造られた街です。
まるで空に浮いているように見える姿は「天空の街」と呼ばれる、まさに陸の孤島。他国の防御を目的にこのような断崖絶壁の上に造られた街がヨーロッパにはたくさんありますが、そんな中でも圧巻の美しさ。
そんな孤島?に向かって野良ニャンコの住みかを横目にテクテク歩いて行くと・・・
深い丘陵部にかかる長い橋(約300m)が現れます。街に入るためにはこの橋を渡らなければならないわけですが、逆に言えば近年になってこの橋が造られる前は本当に陸の孤島だったわけですよね。そんな時代に生きた人々の生活が偲ばれます。
現在は雨風によって侵食が進み、死にゆく街なんて表現もされています。が、どうかこの姿をいつまでも残して欲しいものです。さて。それではそろそろ旅の終点、ローマを目指すことにしましょう。
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