奥様は海外添乗員〜メモリアル

添乗後記~ボヘミアの森の朝

    

今回久しぶりに滞在したチェスキークルムロフ。チェコとオーストリアとの国境にほど近いボヘミアの森にたたずむ小さな街です。近年この街を訪れる観光客はずいぶんと増えましたが、まだまだ急ぎ足で通り過ぎることが多い場所。

          

どんな国であってもこんな小さな街こそ、ひっそりとした朝晩の散策が楽しいものです。まだカメラを抱えて歩く観光客のいない街を歩いているだけで、なんだかその街とその時間を独占してしまっているような気分になれますから。そんなわけで今回も雨上がりの早朝、街へ飛び出しました。

    

勝手知ったる(と思い込んでいた?)小さな街もこうしてひとりで歩いていると、今まで全く気づかなかった風景が目に飛び込んでくるから不思議です。

    

それもそのはず。いつだってガイド役でそそくさと歩くだけの道でしたからね。頭の中はガイディング内容と時間配分。

          

見えてたはずの景色も見えてなかったってことですよね。

    

へぇ~?ほぉ~!ってな感じで歩いていると、思わず時間を忘れます。

    

もうちょっと時間があればゆっくり入ってみたいお店もいっぱい。あぁ、でもそんな機会があるかしらん?

          

後ろ髪引かれながら足はゆっくりホテルの方へ。いっ時仕事を忘れた散策の時間は早くもタイム・オーバーです。


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