のどかな牧草地を横目にノルマンディ高速道路をひた走り、モンサンミッシェルへ。途中予報通りにわか雨にあたりはしましたが、モンサンミッシェルに着く頃には再び青空が広がり、変わることのない美しい姿が私たちを迎えてくれました。
イギリスとの間に横たわる英仏海峡を後方に控えたこの周辺は昔から潮の満ち引きが激しいことで知られ、そのため海を渡る巡礼者を飲み込んだ歴史もある場所。
とりわけ年に数回訪れる大潮の際の潮の満ち引きは激しく、現代に入って造られたかつての堤防や現在の桟橋を覆うこともあるとか。
今回の大潮は果たしてどんな姿を創り出してくれるのかワクワクしながら、その時を待っていました。
本日の満潮時間は午後8時40分。ちょうどサンセットの時間と重なり、ゆっくりと空の色が藍色に変わる中、やはりゆっくりと潮が満ちてきました。
そして満潮時刻から30分ほど経った頃、今度はびっくりするほど大きな音をたてながら潮が逆流をはじめましたよ。
さすがに数年前に造られたばかりの桟橋を超える水位までには至りませんでしたが、暗闇の中で眺めた島はまさに海上に輝くピラミッド。美しいその姿を見ることができたことに感謝です。
← 海上に浮かぶピラミッドにポチしてね。
