今週お届けしてきた冬のシーズンのおすすめヨーロッパシリーズも今回が最終編となります。最後を飾るのは、私もついこの間訪れたばかりのエジプト。エジプトってヨーロッパなの?な~んて突っ込みは入れないように。私たち添乗員的には広い意味(エリア)でのヨーロッパに属してしまうんですよ。
国土のほとんどが砂漠というエジプトはまさにこれからの冬(11~2月頃)が一年を通してのハイシーズン。寒暖の差がものすごくあるので朝晩は冷え込むものの、一番肝心となる観光する時間帯は暑すぎず寒すぎずベストな状態です。特に南のルクソールやアスワンまで訪れるのであればこのシーズンがだんぜんおすすめ。春から秋にかけてははなにしろ暑いし…参考までに、10月に訪れたルクソールの温度は37度でしたぁ!
5,000年もの昔に花咲いた古代エジプト文明の地をめぐる旅では誰しも遥かな昔にタイムスリップできるはず。この地で絶対的な権力を得ていたファラオ(古代王)、この地で生まれた様々な生活習慣や高度な技術、そんなものたちがもし存在しなかったら?全ての歴史は決して断片的なものではなく、必ずどこかで繋がっているんだということを今さらながら知ることになる、それがエジプト。だから!おもしろいんですね。昔は見たくもなかった歴史の教科書をもう一度開いてみたくなります(笑)。
そういう意味でヨーロッパ諸国を旅して来られた方にもぜひおすすめしたい場所。現在のイスラム教国としてのイメージが強すぎて想像しにくいとは思いますが、かつては同じ宗教を持ち、地中海を渡ったヨーロッパ諸国とたくさんの接点を持っていたということがよくわかると思います。歴史の話って一見退屈に思えるかも知れませんが、自分の知ってることが間にはさまってるとそれだけで興味わきますよね?これだけ長い歴史を持つ国ですから、旅の目的が歴史の勉強ではないにしてもぜひ興味を持ってお出かけ下さい。
ところでエジプトの旅の楽しみは他にもいろいろ。肉(ただし豚肉以外)や魚、豊富な野菜といった食材豊富な食事もなかなか美味しいんですよ。水が悪いのが唯一の難ですがどこでもミナラルウォーターは買えますし、イスラムの国とて観光で訪れるホテルやレストランならビールもワインも飲むことはできます。日本ではなかなか口にする機会のない南国フルーツ、たとえばグァバやなつめやしなんかも美味しいです。
そして忘れちゃならないのがお買い物。昔からお土産の筆頭に上げられるパピルスやカルトゥーシュのアクセサリー、香水ビン、アラバスターの置物などなど、魅力的なものがいっぱい。もし時間があれば街のスーク(市場)に出かけてみましょう。観光客と見るやあっちからこっちからものすごい呼び込みがかかるはずです。最初のうちは楽しく感じられるものの、旅も後半になるとうるさく感じられると同時にあしらうのにも慣れてくるはず?
しっかりした路面店でもない限り値段はあってないような国だけに買い物にはとてつもないエネルギーを必要としますが、これもお国柄。定価販売に慣れきっている日本人には少々面倒に感じられる習慣ですよね。「ボラれた」という言葉をよく耳にしますが、エジプトで商品の値段を決めるのはあくまでも本人。この値段でいいと思って買ったのであればそれがその人にとっての商品の価値、そう思えばいいのではないでしょうか。ぜひエジプト人とのかけ引きを楽しんで下さい。遠慮は無用ですよ。納得できなければ買わなければいいだけの話ですし、苦労して手に入れた戦商品は他のなにより旅の思い出になるはずですから。そんな腕試しをしてみたくなったら留守番隊のHPへGO!
写真はエジプト最大級のカルナック神殿(ルクソール)
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