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ミラノを後にまたもや訪れた愛の街ベローナ。ヴェネチア同様美しい中世の時代の姿を今に残す旧市街は、一地方都市としては垢抜けた感さえある。確かに古くから太陽の国イタリアと、アルプスを越えオーストリアやドイツとを結ぶ交易路に位置したことで栄えた街。そんな歴史を持つこの街ならではの豊かさは、街を歩いてるだけで十分感じられる。
ところで街に近くにつれにぎやかな楽団による音色が響いてきた。観光客は多いながらいつも静かなこの街でいったい何事かと思いきや、あっちにもこっちにもものすごい人垣。見れば街のあちこちを車両進入禁止にして派手なパレードの真っ最中だ。なるほど、カーニバルはヴェネチアだけのものじゃない。ここベローナの街のカーニバルがもっとも盛り上がるパレードに幸か不幸か出くわしてしまったらしい。こりゃ~大変なことになった。こんなとこで迷子でも出た日には捜す術はないもの(汗)。
そんな私の心配を他所にしっかりと逸れないよう着いて来てくれたメンバーに感謝。むしろズラズラと長い列を作ってパレードに平行して歩く(私たち)珍客に街の人たちからは熱烈感激の紙吹雪を思い切り浴びせられ、あるいはまた、大音響で響き渡るノリノリの音楽にみんなで身体を揺すりながらパレードを楽しむこともできた。こんなとこは若いメンバーならではだったかも知れない。途切れることのないパレードを惜しみながらベローナの街を後にした夕刻。それにしてもこの街でこういったお祭りに偶然出くわす機会のやたらに多い私。ひょっとして愛の街ベローナとの相性はバッチリなのかも?
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