日増しに夜が長くなっていくヨーロッパ。でもそれは必ずしも悲しむべきことではない。夜がやってくるのが早い分、昼間とはまた違った魅力たっぷりの【夜の街並み】を楽しむ機会が増えたってことだから。
もしミラノにいたならぜひライトが灯る時間にもう一度ガレリア(ヴィットリオ・エマニュエルⅡ世アーケード)に足を運んでみて。オレンジ色のほのかな灯に浮かび上がったその姿は、まるで舞踏会に行くために着飾った貴婦人のよう。ここはミラノ一美しいライトアップが楽しめる場所。
ちょっぴりのけだるさを感じながら歩くガレリアはしっとりした大人顔を見せてくれる。観光客であふれかえる昼間と同じ場所とは思えないくらい(もっともこの時間も人は多いけど)…
夕食にはまだまだ早いこの時間、1杯の食前酒とともにガレリア内のカフェでまったりするのもいい。
ガレリアの中心ではミニ・コンサートが行われてたりもする。天井の高いガレリア内に響き渡るピアノの音に、どこか教会でのミサに通じるものを感じたり。そんなところにヨーロッパの奥深さを思い知らされたりもする。それにしてもガレリアを即席のコンサート会場にしてしまうなんて、なんてお洒落。さすがミラノだ。
それでいて飾らないところは、やっぱりこの国イタリアの魅力と言えるかな。
← ハロウィンのこの日、街には仮装した子供たち(↑最後の写真)もちらほら。
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