世界遺産を最も多く抱えるここイタリアは、疑いようもなく観光立国なんだけれど、決して観光客に優しい国ではない。むしろとっても厳しい、意地悪と言ってもいいくらいだ…
とにかくどの街にしても観光バスの乗り入れ規制が厳しく、どこでもかしこでも走り回れるわけではない上、街中に入るためには多額の通行税を払わなければならない。お金を払っているにもかかわらず観光地の目の前でバスの乗降ができないなんて、どうも納得いかないんだけどね…
これも西暦2000年、キリスト生誕2000年目を祝う聖年を機に取り決められた厳しい措置。つまりは、その機にお色直しした教会や主要な建造物を排気ガスから守ろうという目的があるから、文句は言えないんだけど。トホホ…
それにしてもこの措置によって私たち団体のツアー客がバスの乗降できる場所が20分以上遠くなったことは事実。夏場の暑い時期はもう行き倒れしそうだよ?
でもこれを破ると厳しい罰則があるからドライバーさんに無理言うわけにもいかない。ところがそんな状況下で好き勝手しているのは決まってドイツ人(ドライバー)!海外からのバスはそんな罰則もスルリと逃れることができるのか?はたまた肝っ玉が大きいだけなのか?
今日も今日とてピザ観光の際、地元の路線バスしか留めてはいけない場所に思い切り横着けしたバスが1台。遠くの駐車場でバスを降りてそこまで来ていた私たちを含む他のグループが思い切り不快感を現にしている目の前で悠々とバスを降りるメンバーは、やっぱりドイツ人グループ!そしてもちろんナンバープレートにはドイツのマークが…
何なの~~~~~!?そういうことされると困るのよねぇ!ここじゃ~乗り降りできませんって説明してるこっちの立場も考えてよねぇ!
それにしても、ドイツ国内じゃ~本当にカナズチでたたいても平気そうな石頭のドイツ人ドライバーのこの国での変わりようって一体?ドイツ国内でもこの位融通をつけてほしいもんだよ、まったく…
オリーブの葉っぱ
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