でも最近はバスも性能がよくなっていて、長旅でもそう苦ではなくなっている、よね？それでも１日の内の大半を車中で過ごすようなケースもあるわけで、そうなると”さあ、どうしましょうか？”ってなるよね、添乗員としては…
日本の観光バスと違ってカラオケにビデオってなわけにはいかないし。そこで退屈しのぎ、あるいは子守唄代わりに用意しているカセットテープが登場するわけ。と言っても今流行の演歌や歌謡曲ではありませぬ、よ。その国の民族音楽だったり、あるいはその国の音楽家による有名な曲だったり
そう、例えばイタリアならカンツォーネ、スペインならオペラ曲”カルメン”、スイスならヨーデルって感じね。
現地の観光バスはまだまだカセットデッキの装備がほとんど。それでもたま～にＣＤしか付いていない最新型？バスだったりして、あっちゃ～
と思うこともあるけど。まあ、いずれにしてもこの音楽テープ作りがツアーに出る前の大切な作業だったりするのね。もちろん、初めて行く国も当然あるわけで、そういう場合はできるだけ早い時期に現地でミュージックテープを仕入れることになるんだけど。
車内では色んな話し（現地のインフォメーションだったり、その国の雑学だったり…）をして行くけど、話をするにも限度ってものがありますよ～そんな時、これが重宝するんだな～
異国の風景にできるだけマッチした曲を選んで、車窓からの風景に音を付ける。これって自己満足かもしれないけど、結構楽しい。
音楽付きで見る異国の景色はまた印象深いものになると思いますよ～
オリーブの葉っぱ
