奥様は海外添乗員〜メモリアル

ラ・マンチャの風景

    

乾燥した赤茶けた大地にたくましく緑を保つオリーブの木々を横目にバスはひた走る。緑多きカタルーニャからバレンシアを抜けて走りながらどんどん車窓からの風景が移り変わるのを眺めていると、やっぱりスペインって大きな国だと実感。飛行機や列車を使わずひたすらバスで廻る旅もまんざら悪いものでもないな、と。

やがて丘の上にぽつりぽつりと点在する風車の姿。これぞラ・マンチャをイメージさせるもの。数百年も前に小麦をひくために造られた風車たちが今でも数基残るカンポ・デ・クリプターナは、この地方でもとりわけ人気の町。小さな田舎町にはこの風車を見学しようと、特にシーズン中は観光バスが後を断たずにやって来る。

お年寄りばかりが目につく静かな田舎町に観光バス、何とも似合わない風景だ(汗)。ちょっとした違和感があるのも否定できないけれど、見るものの色を消してみると、文豪セルバンテスの描いた【ドン・キホーテ】の世界にすっと入っていけそうな気もする。


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