奥様は海外添乗員〜メモリアル

お持ち帰りはハート型ピザ

    

旅の最後にたどり着いた街ミラノ。さすがに風は冷たいけど、お天気もいいし旅の締め括りには最高だ。街のシンボルである大聖堂ドゥオモの長年に渡るファザードの掃除も完全に終わったようで、綺麗にお色直しした花嫁のよう。ただ次なるお色直し作業が屋根の部分に移ってて、あちこち足場が組まれてる。この先も永遠に?こんな作業が繰り返されていくんだろうか。古い時代のものを後世に残すってことの苦労は計り知れない。悪いところもいっぱいなイタリアながら、こんな部分には敬意を表したい思いだ(笑)。

久々にそんな穏やかな思いで最後のホテルに到着しホッとひと息。夕食のついていないイタリア最後の晩、ひとりで食事に行く気にもならずホテル周りをぷらぷら。レストランもあるけど結局飛び込んだのは近所のピッツェリア。全く手付かずだった書類でも書きながらピザでもかじろうと、ね。金曜日の晩とあって、会社あるいは買い物帰りとおぼしきグループやカップルの姿。こんなとこでひとりピザと格闘するのは淋しすぎるしね(涙)。

日本のように具沢山ではないけどシンプルなピザは私も大好き。でも考えてみたらこんな風にテイク・アウトするのは初めてだ。オシャレなミラノらしくやっぱりオシャレなカップルたちを遠目に眺めながらピザを待つこと10分。通常ピザはナイフとフォークで食べるイタリアだけどさすがにそんなもは私のスーツケースにも入っちゃいないから、その塲でカットしてもらった。店のスタッフたちが興味深そうにそのピザを覗き込んでるのが気にはなったけど…その理由はホテルの部屋で蓋を開けてはじめて判明。多少いびつながらピザがハート型だ。思わずひとり声をあげて笑ってしまったイタリア最後の夜。今年は間違いなくイタリア年になることだろう?


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