奥様は海外添乗員〜メモリアル

添乗後記~サントリーニはロバの島

    

ここサントリーニには、夏場ともなるとたくさんのクルーズ船が寄港する。逆に、ここへやって来ない船はないと言った方が正しいかな。だから写真の中にもたいていおっきな客船の姿が入ってくる。

    

これほど人気の高いリゾート・アイランドだっていうのに、この島にはこんな大きな船が接岸できる港はない!のが事実。何しろ島はどこもかしこも断崖絶壁。

          

昔からあるオールド・ポートは猫のひたいほど!そんなわけでいま時の大きなクルーズ船は全てこの沖合いに停泊。乗客はそこから小さなボートに乗り換えてこの港に到着するってわけ(写真1枚目)。ちなみに島々の移動手段として行き来してる各社のフェリーや高速艇はもう少し広いニュー・ポート(アティニオス・ポート)に入港することになる。

          

そんな土地柄、この島で活躍してるのがそう!ロバや馬たち。狭い坂や階段の多いこの島では昔から縁の下の力持ちってな存在だ。

          

そして今やこれだけたくさんのヴァカンス客がやって来るようになって、彼らの活躍の場は増えたってわけ。それがこの島の名物、ロバ(&馬)のタクシー。港からフィラの街まで続く580の階段を上り下りしてくれる。

    

で、こちらはフィラの街の少し低い場所にある彼らの詰め所♪朝早く出勤してきたロバたちがきれいに整列してる。

    

でもよ~く見ると最近はロバと馬の交配が進んでるためか、純粋なロバが少ないような?えっ、見分けがつかない?それでは…ロバと馬の大きな違い、それはまず体系。しなやかな曲線美を持つ馬にくらべるとずんぐりむっくりで足も短か~い。

    

さらに大きなお耳は開き気味。そして何より、憂いをひめたこのうつむき加減な姿こそロバの魅力♪

    

でも侮っちゃ~いけない。ロバのもうひとつの特徴(=魅力)、それはとっても頑固なこと。気に入らないと梃でも動かないからね。他のロバたちは隊を成して港に下りてったのに、この1頭だけはおじちゃんを乗せたまま途中でUターンして来ちゃった。あれ?この子は確か今朝散歩途中で出会ったロバ♪おじちゃん、困ってるぞぉ。それでもずっとその様子を眺めてた私はひとりで大笑い。

          

ともあれ、今日も港に上陸したクルーズ客を乗せて急な階段を上り下りするロバたち。

    

暑いけどガンバレ・ガンバレ。そしてまた会う日まで、みんな元気でいておくれ~!


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