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奥様は海外添乗員〜メモリアル

イタリアは麻薬


昨日到着したここローマはさすがに大都市とあって、いつだって混雑している。そりゃ~官庁が集まる首都であることはもちろん、イタリアの中でも取り分け見所が多い街だし、さらにはカトリックの総本山バチカンを抱える聖地だもの。

会議のために海外からの要人でもやって来ようものなら、あるいは数千人という観光客を乗せたクルーズ船でも到着しようものなら、はたまた海外からのバチカン詣での巡礼団でもやって来ようものなら…この遺跡の中の街はあっと言う間に人と車で溢れ返ることになる。

そもそも何百年も昔からの古い街並みに一切手を付けられない゛永遠の都゛にこれだけ人が集まってしまう要素があること自体が問題?だとは思うんだけど…

とにかく旅の最後にローマにたどり着く頃には、ただでさえイタリア人相手に忍耐を余儀なくされ続けてへとへとになっているところへ、アッパーパンチをくらったような気分になることが多い。

後ろに渋滞が起きてることなどまるで意に解さないポリッツィァの取り調べ?なんで道路の真ん中で車を留めてんのよ~?端によれ端にぃ!おかげでレストラン到着が30分も遅れた。レストランに着けば着いたで再びバトル。なんでこんなに遅れたたって?文句を言うならお馬鹿なポリッツィァに言ってちょうだい!どうでもいいけどスパゲッティーが1皿足りないよ~!そして極めつけはホテル。ヤレヤレ、やっとたどり着いた~と思いきや、何~オーバーブック?私の部屋がない?こんな時でさえイタリア人は手を広げて肩をすくめて見せるだけだ。

あ~~あ、何で私はこんな所にいるんだろう。もう帰りたいよ~!

いつだってこうだ。この国に来て穏やかに過ごすことは所詮無理。だってここはイタリアだもの。可愛がられて育った子供がそのまま大きくなってしまった国、それがイタリア。みんな自分が一番だと思ってる。はぁ~~~~~っ

それでも不思議なもので日本に帰り着く頃にはまた来たくなるのよね。ハハハ…イタリアは麻薬だ。


オリーブの葉っぱ

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