いつものことながら南から北上して来ると、ここミラノって街の華やかさを嫌でも感じる。この国の経済を支えてるといっても過言でない商業の中心は、政治の中心であるローマとは明らかに違う。もちろん観光客もたくさんやって来る街だけど、古きよき時代のものを求めてしまう他の街とは別で、ここミラノには新しいものを求めてしまうのはなぜだろう。
もちろんこの街にも歴史を感じさせるものはたくさんある。600年近い年月をかけて建造されたドゥオモやダ・ビンチの最高傑作「最後の晩餐」という壁画、昔の面影を残す運河などなど。そうそう、今だに街中をゴトゴト走ってる木製のトラムにはとっても風情を感じるし。新しいとはいってもそれは日本の比ではなく、あくまでもここイタリアって国の中だけでの話。
よくよく眺めれば古めかしさをいっぱい残す″新しい″街、ミラノ。でも新しさを感じさせるのはたぶんこの街に流れる空気なのかも。埃を被ってない車、背筋を伸ばして歩くスーツ姿のビジネスマン、犬連れで歩くマダムの化粧の仕方。そんなところにこの街の豊かを感じるのも確かだけど、それとは別にこの街に漂う空気にね。それはこの街に住むミラネーゼたちのものの考え方とか姿勢からきてるのか?時には冷たく感じる彼らだけど、それも彼らなりの自負がそうさせるのか?
写真は今日も華やかににぎわうミラノのガレリア
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