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奥様は海外添乗員〜メモリアル

イタリア語攻略法?


私の場合決してイタリアが専門ではないけど、ツアーの行き先としては圧倒的にイタリアが多い。そうなるとやっぱり必要なのがイタリア語。だって日本と一緒で、イタリアって母国語しか話せない人が断然多いの。

”大学でイタリア語専攻してたんですかぁ?”ってよく言われるけど、そんなことありません。多分他の添乗員仲間もそうだけど、もともと語学の勉強しててこの道に進んだ人間は少ないと思う。

そうなると次に必ず”どこで勉強したんですかぁ?”ってなる。これ、独学デス。やむにやまれずってやつ。だってイタリア語の世界で言葉しゃべれなかったら、私たち仕事にならな~い

誰だって、何だって”最初”ってものがある。この仕事とて同様。だから仕事で初めてイタリア行った時の衝撃ときたら…

言葉が通じないなんてのは、もう論外に命取り。個人旅行なら笑って済むことが、そうはいかないもんね。ハハ… そこで始めましたよ、イタリア語の勉強。もちろん独学で。

語学なんてみんなそうだけど、”習うより慣れろ”。”ブロークンでも通じりゃ~いいのよ” 位の気持ちでいかなきゃ~。それだけ切羽詰まってるからね私たちの場合。

それでも頻繁にイタリアを訪れ、いやでもイタリア語の世界にドップリ浸かる日々が続いたおかげで、少しずつ身に付いていったかな。生きた会話をしながら覚えることのできる環境にいたことが幸いしたよね。机の上の勉強じゃ、覚えられない、と言うかしゃべれないよ…

そしてもうひとつ幸いだったのが、私がイタリアが大好きだったこと。やっぱり”好きこそものの…”だよ  ”もっと話したい”、一番大切なのはそんな気持ちでしょ。

でも人間なんて欲が出る生き物…独学にもいい加減限界を感じてる時にあの9.11が勃発、仕事がなくなった。でも七転び八起きの精神の添乗員はそこで一大決心をし、なんと独りイタリアへ~

それまでの自己流を徹底的に直されて帰国しました~。考えてみると、あの時も留守番隊にはエラくお世話になったよね、ありがたい、ありがたい… 今の私があるのも留守番隊のおかげデス。



オリーブの葉っぱ

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