まだまだ暑いせいか、それともすでに欧米からのクルーズ船の一団が過ぎ去った後なのか、ローマの街で見る観光客はいつもより幾分少ないように思える。ヨーロッパの中でも物価上昇の激しい国だけに、特にハイシーズンともなると観光客の足も遠ざかっているんだろうか。少なくとも日本人観光客は間違いなく減ってるね。それでもこれから暑さもひと段落着く頃には、またたくさんの観光客がやって来るようになるかな?
それにしても、この国に来るといい意味でも悪い意味でもお国柄の違いを思い知らされる。歴史も文化も習慣もとにかく全てが違うわけだから、そんな中で生まれた価値観が違うのも当然かも知れないけどね。古いものを大切にするこの国に対して、便利さや近代化を最優先する日本。ある意味快適な生活に慣れ過ぎてる私たちには、あまりにもアナログ的な国、それがイタリア。予定通り動かない列車、故障だらけの電気系統…とまあそんなものを挙げてたらキリがないんだけど。
ただそんな不便さをものともしないイタリア人の逞しさは、ひょっとしたら見習うべきなのかも?2000年も昔の遺跡にはじまって数百年前の建造物を当たり前といった顔で保存し使い続けてしまう彼らを。そのために犠牲にしている利便性。コンビニや冷房のないイタリアを嘆く前にもっと目を向けなきゃならないものはたくさんある…
写真は1900年以上前の建造物、コロッセオ(ローマ)
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