相変わらず白く霞む風景の中あたり一面に広がるぶどう畑が見えはじめると、ロワールが近くなったと実感する。フランス国内だけを流れる河としては最長を誇るロワール河。大西洋から吹き込む温暖な風と豊かな水のおかげで、周辺は昔からぶどう造りが盛ん。そもそも中世の時代この河に沿うようにたくさんの城が築かれたのも、そんな温暖な気候によるところが大きい。
そんな古い時代に造られた古城をめぐる旅の拠点になるのがトゥールの街。昔も今もここロワール地方の中心だ。わずかながら木骨組の家並みも残す街の中心には歴史を感じさせる大きな駅舎も。
ヨーロッパの駅っていうのはどうしてこうも旅情を掻き立てるんだろう。彫刻を施した建物とガラス張りの構内、一例に列んだ列車に急ぎ足の旅人。バゲットでも持って列車に飛び乗りたくなる。
← ヨーロッパの鉄道駅を初めてみると美術館か教会かと思うほど立派なんだよね。街の風景に溶け込んでる駅にクリックしてね。
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