奥様は海外添乗員〜メモリアル

タルト・ドゥ・ショコラに舌づつみ

    

仕事でここヨーロッパへ頻繁に来るようになってまず私が驚いたのは、ヨーロッパ人に甘党が多いこと。3人分はありそうな大きなパフェにかぶりつくおじちゃんや、デミタスカップに山盛り2杯も砂糖を入れてエスプレッソを飲んでるビジネスマン。確かにこちらの料理は和食のように砂糖を使うこともないし、「糖分をデザートで摂る」というのも理屈にはかなってるんだけど。ただ毎度食事の最後に出てくる甘い甘いデザートには、どちらかというと辛党の私はうんざりしてしまうことも多い。なにしろケーキにしろムースにしろ砂糖がジャリジャリしてそうな甘さのものが多い上、やたらにデカイ。最近は「ダイエット中だからいらないわ」と断ることも多い。毎度こんなものを平らげてたら、それこそメタボまっしぐらだ(汗)。

それでもここフランスだけは別格。もちろんレストランやその日のメニューによってお味はピンキリだけど、他の国々に比べると「当たり」の確率は格段に高い。そんなわけでこの国では無下に断るようなことをせず、しっかり自分の目で判断してから食べようか、やめとこうかと判断してる、なんともげんきんな奴だ。

ちなみに今日のランチはビーフの塊。さすがにわずかに口をつけただけでナイフとフォークを置いた私は最後のデザートに期待をかけた。と、出てきたのはほんのり温かいチョコレートタルト。手でつついてみたらそのふんわりした表面にあっさり切れ目が入り、そこからこれまた温かいチョコレートが流れ出した。添えられてるバニラアイスと交じり合い、なんともいえないハーモニーを醸し出してる。甘いデザートに思い切り感動したのはいったい何年ぶりだろう。超を3つ4つ付け足したいほどのハードスケジュールの中で小さな幸せを感じられたひと時だ。



みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。

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