奥様は海外添乗員〜メモリアル

ぐうたら添乗員日記~ヨーロピアンリゾートの魅力

    

桜前線が北へ行き着く頃ともなると気分はそろそろ夏に向かうものでしょうが、今年のこのへんちくりんな陽気だとまだそこまでには至らないかも知れませんね。でもこれだけ天候不順だからこそ、青い空と青い海にあこがれてこの夏のバカンスの予定を立ててしまうのもアリかも知れませんよ。あっ、「もちろんそんなのとっくに済んでるわ♪」という方もいらっしゃることでしょうが。

ところで私も頻繁に使うバカンスという言葉は、まだまだ日本人の休暇や旅行にはあまり似つかわしくない言葉のように感じてしまうのが正直なところ。何しろ同じようにこの言葉を用いる欧米人たちのバカンスときたら2週間とか3週間とか。もちろん国や職業によってずいぶん格差があるのは当然ですが。日々の仕事もバカンスのためとハッキリ言い切る人たちですもの。そもそも気合の入れようが違っていたりします。

とはいえ、今の日本で同じような習慣を持てるのはもほんの一握りのリッチな人たちくらいでしょう。このご時世ですもの。3週間も休みたいなんて申し出ようものなら、その瞬間自分のポストがなくなってもやむをえないかも知れませんよね、極端な話しですが。憧れはしますが欧米人なみのゆったりした時間を作るなんてことはやっぱり無理があるってもの?背伸びせずに自分たちに合った余暇を過ごせばいいんだなと、最近は私たちも実感してます。

それでも日本人にとってのバカンスも昔に比べれば少~しづつ変わってきてるのかなとも思います。ただ単にモニュメントめぐりするのではなく、一箇所にのんびり滞在する楽しさは全く別の種類のもの。もちろん海外、特に歴史の深いヨーロッパとなれば遺跡に美術館、古い街並みに有名ブランド店…と、一通りのものを廻りたくなるのも無理ないでしょう。でももし2度目、3度目のヨーロッパであるなら、ぜひ違った角度から楽しんでいただきたいとも思うんです。

たとえば数年前から人気のアグリツーリズモ。ヨーロッパの田舎の農家に間借りし、時には農作業を手伝ったり一緒に料理を作ったりといったもの。たいていの場合街から離れているので交通の問題があったり言葉の問題があったりと不安材料も多いですが、逆に考えれば普通の観光では知ることのできない現地の人々の生活に直接触れることができて一生の思い出になるんじゃないでしょうか。造られたモノとは違ったその国の持つ魅力に虜になること間違いなしです。

あるいはそこまでの度胸はないわとおっしゃる方。ぜひヨーロッパならではのリゾートでのんびり滞在されることをおすすめします。朝から晩まで何かを求めて歩き回るような旅ではなく、ただひたすらまったり感を楽しみむのです。確かにこういった旅行形態は日本人向きではないのかも知れません。まだまだ「短時間にいろんなものが収まっている旅」が主流ですからね。でも一度ヨーロピアンリゾートでのんびり過ごしたら、きっと病みつきになると思いますよ。

目覚ましをかけず、鳥の声に目覚める朝。時計も気にせずにのんびりとる朝食。ペーパーバックを片手にプールサイドやビーチサイドに寝転がるそのゆとり。どこからともなく流れてくるラジオの曲を耳にしながらウトリウトリする心地よさ。プラプラしながら美味しそうなにおいにつられて入るシーフードレストランでのやりとり。忙しい旅では決して感じることのできない、いえ、気づかずに終わってしまうヨーロッパの風を体感してみて下さい。旅に対する考え方が変わってくるかも知れません。

写真は青×白のコントラストがまぶしいイビサ島(スペイン)


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