ザルツカンマーグートと呼ばれるオーストリアの湖水地方のさらに奥まった山間にひっそりとたたずむのが、ここハルシュタット。
同名の湖にへばりつくようなこの小さな山村は、世界遺産好きな日本人にも最近ずいぶんと知られるようになった。さて、それでは湖畔散策といきますか？
村のはずれの駐車場から湖に沿って歩き出すと…
ヨーロッパでは珍しい木造家屋がたくさん。ここで私たち日本人がほっとできるのはそんな懐かしさゆえ？
こんな田舎の風景、今じゃなかなかお目にかかれないもの。
と、軒先に２羽の白鳥。「これ以上近づいたらあかんよ～」とつがいから無言の威嚇を受けてあわてて退散。
散策に戻ろう
それにしても…静かだ。
と、見えてきたのは村の中心に立つ教会。
小さな広場にはホテルやカフェが並んでて、旅人をあたたかく迎えてくれる。
こんなところで家族でのんびり過ごすのはきっと最高だろうな。
ここでは時間を気にせず、のんびり気の向くまま過ごすのが何よりの贅沢。
ところで歩きながら目に留まるのがかわいらしいお土産やさん。実はこの村は７,０００年も大昔から岩塩の採掘が行われていた場所（世界最古の採掘所も含めて世界遺産）。
だから店に並ぶのはもちろん塩。
塩。
塩。
さぁ、のんびり気分も忙しいやからにはそろそろタイムリミットだ。来た道を戻ろう。
あぁ。でももうちょっと、もうちょっとだけこのゆったりした時の流れの中にたたずんでいたいなぁ…
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