奥様は海外添乗員〜メモリアル

ぐうたら添乗員日記~どこに座ろうか?

    

隊長の出発コールで散歩からはじまるわが家の1日も、朝食が済む頃には全員まったりタイムに突入。ちなみに隊長と留守番隊はすでに仲良くお昼寝に入ってます。もちろんそんな二人の寝息を聞いているとこちらまで睡魔に襲われます。あぁ、眠い…でも昨日ハッタリであんなこと↓書いちゃいましたからね。お昼寝はグッと我慢して、少しでも海外ブログっぽくしなければ(汗)。

さて、昨日の話題に引き続き飛行機のお話をしましょう。これは海外へ出かける時に限ったことではありませんが、飛行機に乗ることになったらみなさんやっぱり気にしますよね、どこの席がいいかなって?希望は様々でしょうがまず大雑把に分けると、「絶対通路側がいい!派」と「ずっと窓の外を眺めていたい~♪派」のふた手でしょうか。最近はツアーに参加される方でも圧倒的に通路派が多いように感じますが、みなさんは?理由はやはり席を立ちやすいということでしょうね。好きな時にトイレにも行けますし。

対して、そんなことはともあれ上空1万メートルの高さから眺める風景は捨てがたいと窓側を希望される方も。刻々と変わる地上の風景、眼下を流れる雲の形、そして空の色…確かに窓の外を眺めているとそれだけで旅の気分が盛り上がりますよね。ちなみに写真は前回イタリアへ行った時のもの。実はこの時座っていたのが非常口前の窓側席。扉の出っ張りもあって足元はそう広くもないんですが、出入りを気にする必要もないし、しかもめったに眺められない窓からの風景を堪能できて結構楽しんだ記憶があります。ミラノに入る直前のアルプス越えの際の風景は何度眺めてもワクワクしちゃいますもの。

と、そんなこだわりを持ちたい飛行機の席ですが、最近はなかなか思い通りにはまいりません。もちろん高いノーマル運賃、あるいは正規のディスカウントチケットあたりを購入しているのであれば、タイミングにもよりますがある程度希望の席をあらかじめキープすることは可能でしょう。ところがかなり値ごろ感のある格安航空券やましてやツアーを利用するような場合は、なかなか希望通りの席に座れるお約束はない!のが現実。でもまあこれは仕方ありませんね。高いお金を出す方が優先されるのは当然のことでしょう。

そうなんです。昔はある程度融通の利いた団体のシートリクエストも、最近はほとんど不可能です。ご家族とて、ご友人とて、場合によってはお隣同士で座れないなんてことも珍しくありません。通路挟みだったり、縦並びだったり。もちろんせめてお隣になるように最大限の努力はします。でもそれが叶わないこともあります。よって出発前に席の件ですったもんだが起こることも。せっかくの楽しい旅がつまらない気分ではじまってしまうなんて、とても残念なことですが、わかって下さい。席を決めているのは航空会社であって、旅行会社でもましてや添乗員でもないことを。

それでも最近は、予約の時点で席を決められないとしても事前にウェブチェックインし自身で席を決めることができることができるようになってきていますね。もちろん全ての航空会社ではありませんし、ツアー利用者は制約のある場合も多いんですが。あるいはツアー自体にペアシートプランを設けているものもあったりします。そうでなければどんな席になるかは開けてみてのお楽しみ?実際には当日にならないとわからない、というのが現状だと思って下さいね。ましてや通路側、窓側…と希望を伺える状況ではほとんどありません。

そんなわけで最近では私たち添乗員も、出発便の席のアサインを確認するまでが実にドキドキものだったりするわけです。きれいに席が取れていればホォ~ッと一息。もうその日の仕事の半分が終わったような気分になっちゃいます。その代わり、離れてる席でもあろうものなら初っ端からどよ~ん。どうかいい方たちであってほしいと…それが本音ですね。飛行機は大好きながら、泣かされることも多い昨今。そういえば夕べも夢の中で一生懸命ウェブチェックインしてました、私。すでに次のツアーのことが頭の端っこにあるんですわ、きっと。トホホ…


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