地中海沿岸諸国へ来るとよく目にするオリーブ。乾燥に強い植物で太陽の光さえあれば立派に美味しい実をつけてくれるとあって、降水量が極端に少ないここギリシャにはもってこいの樹木だ。よって現在スペイン、イタリアについでその生産量は世界第三位を誇る。
ちなみにオリーブは遥か古代の昔から存在する。なにしろギリシャ神話の中に出てくるくらい。それによれば、現在のアテネ最初の王ケクプロスがこの街の守護神を決めることになった際、名乗り出たのは海神ポセイドンと知恵の女神アテナイ。ポセイドンは海を、アテナイはオリーブの木を王への贈り物に選んだところ、軍配が上がったのはアテナイ。街に潤いをもたらすオリーブに軍配が上がったといってもいい。これによって現在のアテネの街は女神の名で呼ばれるようになったという。
それにしてもアテネの街を歩いてると至るところにオリーブの木がある。遺跡の近くはもちろん、博物館の敷地内や街路樹にも。こんなに身近にオリーブの木がある都市も珍しい。さすがオリーブの実効果で栄えた街アテネならでは?
写真は国立考古学博物館の中庭に植えられてるオリーブ(青々とした実をつけてる!)
← アテネは知恵の女神アテナイの名前だったんだ。また勉強になったよ。
オリーブの木がいっぱいあるアテネの街にクリックしてね。
← 留守番隊のホームページもみてね。
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