サンクトペテルブルグにやって来た人々が必ずや訪れる場所、それがロシアが世界に誇るエルミタージュ美術館。かつて歴代ツァーリが住まいとした「冬の宮殿」を利用した世界でも指折りの美術館だ。
ちなみにかつての宮殿前には凱旋アーチを持つ旧参謀本部が。調和の取れたここが宮殿前広場。
ピョートル大帝の娘によって始められ、その後エカテリーナⅡ世によって西欧から買い集められた現在のコレクションは300万点にものぼるとか。大英博物館やルーブル美術館にも負けない宝の山をひと目見ようと、朝早くから入場待ちの長い列が…
さあ、それではこのロシアの至宝が眠る「隠れ家=エルミタージュ」へご一緒に。
3階建てからなるかつての宮殿は1,050もの部屋からなり、さすが「隠れ家」というだけあってまるで迷路。当然のことながら階段の上り下りも多く、体力が要ることは間違いない。
ところでこの美術館でまず目を引くのは、たくさんの絵画や彫刻品の前に内部装飾の素晴らしさ。
さすがにかつての宮殿。帝政ロシア時代の宮廷の華やかさが垣間見れて、むしろこちらの方が興味深い。
豪華絢爛さあり。
シンプルな美しさあり。有名な画家たちの作品もいいけど、宮殿自体がまず見るべきものであると強調したい。
もちろん超一流の絵画には人垣も。いつも人が絶えないここはレオナルド・ダ・ヴィンチの部屋。
オダンダ絵画部門のレンブラントやルーベンスも人気。
…と、あまりの見所の多さと館内の熱気とで息が詰まりそうになったら、窓の外に目をやって。裏手を流れるネヴァ川沿いの景色にホッとできるから。
ちなみに建物の真ん中には綺麗に手入れされた中庭がある。
「隠れ家」の迷路歩きに疲れたらコーヒー・ブレイクするのもいい。もちろん、ロシアン・ビールでも?
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