奥様は海外添乗員〜メモリアル

ショートトリップの落とし穴@ピサ編

    

思うところあって、今回はちょっとシリアスな題材をひとつふたつ。効率よくいろんな街を訪れられるのがツアーのメリットなら、自由が利かない不自由さはデメリット。ちなみに相変わらず人気のコースは実に欲張り。いろんなものを見れるということはイコールとっても忙しいってことを認識していらっしゃるかと思いきや、実際はそうでもなかったり。例えば斜塔で有名なピサですが、斜塔に上ることが最初からコースに含まれていることは稀。でもピサに行く=斜塔に上ると勘違いされている場合も多いのが事実です。現地にまで来てはじめて「えっ。上れないの?」とびっくり!な方さえ。正直なところ、こちらがびっくり!なんですけど。

    

通常ピサを訪れるのはフィレンツェからの半日観光がほとんど。現在のイタリアはどの都市も同様に観光ポイントにバスを横付けすることは許されておらず、歩く距離も時間も長くなる一方。それは実際の観光に利用できる時間の縮小を意味します。なのでピサを例にすればたいていの場合滞在時間は1時間から長くても1時間半程度。この間に観光を終えわずかなフリータイムに斜塔へ上る予約(20分毎に40人限定で料金は18ユーロ/4月現在)が取れるかどうかは、ただただ運次第。思い込みや勘違いが先に立つとどうしてもパンフレットや日程表に書かれていることも見落としがちになりますからね。せっかくの旅行先でそんなびっくり!がないよう、コース選びは慎重に。タイム・イズ・マネーという言葉をどう解釈されるかはご本人次第です。


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