項羽と劉邦のお話

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項羽と劉邦のお話


対比的に描かれる項羽と劉邦ですが、秦の始皇帝を見た時の両者の考えは次のようなものでした。

項羽　：　　　　　「彼、取って代わるべきなり」

劉邦　：　　　　　「ああ、大丈夫かくのごとくなるべきなり」

項羽は、「始皇帝に取って代わるぞ」というかなり傲慢な態度を見せ、
劉邦は、「ああ、男と生まれたからにはこうでなくてはな！」と言ったといいます。

項羽は自分の力にたよるところが強く、劉邦は将来の自分の姿をイメージしたと言う、対比的な話です。

結果は、劉邦が中国を統一し、漢王朝を築くことになります。



江上 剛 [作家]さんは次のように言っています。
特定の人物をイメージして、あの人のようになりたいと強く思う、すなわち志を立てて、進むのがいいのだろう。
　　　　　　　【逆境を吹っ飛ばす江上“剛術”―古典に学ぶ処世訓ー】