※本日は飼い鳥の葬儀について記しています。読むことで辛い気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんのでご注意ください。
入りきらなかったのでジャムの瓶に飾ったもの。
1月10日に永眠した愛鳥のお見送りをしてきた。朝、愛鳥への手紙を書いた。それから毎日食べていた餌をポチ袋サイズの袋に入れた。
次に花を買いに行った。あの子に似合うものをと真剣に選ぶ。クチバシの色のようなカーネーション、羽のように白い小菊、そして私の好きなブルースターにした。
入りきらなかったのでジャムの瓶に飾ったもの。
程よい長さにカットしていると、ブルースターから白い液が。おぉブルースターよ、あなたはこれを出す花だったのね。植物乳液という名称があるのを初めて知った。
棺代わりのきれいな箱の中、ふわふわタオルの布団、ティッシュの枕で眠っている愛鳥を手に取り、なでたり匂いをかいだりする。生前と同じメープルシロップの甘い香り。
名残を惜しみながら箱へ戻し周りに手紙、餌、お花を置く。ブルースターは植物乳液が出るので残念だけど入れないでおいた。
葬儀をしてくれる方から電話が来たのでバッグに箱の中で眠る愛鳥を入れて、指定の場所まで自転車で向かう。近頃は訪問火葬といって家の付近まで来てくれて専用車で火葬をしてくれる。
本当を言うと霊園でお見送りをしたいのだけど、介護が必要な家族のために長く家を空けられないので来てもらえるのはありがたい。
担当者がとても親切な人でホッとする。樹木に囲まれた場所に専用車を停めて葬儀。お焼香も準備してくれていた。火葬炉を閉じる前には十分に時間を取ってもらえたので、悔いのないようたくさんなでたり話しかけたりした。それでも火葬炉の扉が閉じられると悲しみが溢れてくる。
晴れた空の下でポツンと立って泣く。泣いた目で明るい景色を見ると酷く眩しい。そのうち傍の木に鳥が次々やって来た。ムクドリ、ヒヨドリ、シロハラまで。それぞれの鳴き声でなぐさめてくれているかのよう。
小さい体なので短時間で火葬が終わり次はお骨上げ。お骨にも面影が残っていてかわいいと感じる。鼻を詰まらせながら拾い上げ細かいものは刷毛で集めた。
担当の方にお礼を言い、自転車をそーっと運転しながら家へ帰った。これまで何羽も見送ってきたけど担当者がいい人だと良いお見送りができたな、と寂しくもあたたかい気持ちが胸に残る。
文鳥なのにムンッと鳩胸。仲の良かった桜文鳥と。この桜文鳥も昨年見送った。
イケブンぶりがよく分かる1枚。なんとキリリとした顔。
上の写真の桜文鳥のケージは住鳥不在のまま、まだ片付けられずにいる。今日見送った子のケージはその隣にあるのだけどやっぱりしばらく片付けられそうにない。空っぽのケージを2つ並べておく方が寂しいだろうか。私は思いきりが良くない。
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